第75話 広島弁小片

☆広島弁にはじめて遭遇した日のこと

 地元は伊勢だと以前に申しました。

 伊勢は、関西系の方言を使います。

 なので、広島弁とは全く違います。

 さいしょに「**じゃけーのー」

 といわれたときは、「時代劇かいっ!」

 と突っ込みたくなりました。


☆それでも通じることは通じる

 古代には東京方面に防人として行っていたひとが多いということで、

 イントネーションはNHKみたいです。

 牡蠣に柿、雲に蜘蛛、雨に飴。

 関西は、正反対のイントネーション。

 文脈でわかるけど、ときどき、まちがえます。

 通じるから良いけど。


☆わからない方言もある

 「しごうする」 がわからなくてね。

 暴力を振るう、とか、魚を三枚におろす、といった意味があるようです。

 なにかを別のもので覆うことを

 「襲(おそ) う」 という表現もします。

 よろよろ、おぼつかないことを、「もとおる」 というのは

 古語からの 影響でしょうな。


☆端的に言える表現があると便利

 のらくら描写するより、ひとことで言う単語があるのは便利ですが、

 最近はその単語が絶滅危惧種です。

 もっとも、広島人は、古来からいまも変わらず、好奇心おうせいな県民性があり、

 相変わらず、新製品はこちらで発売してテスト、ということも

 行われているようです。

 今月敬老の日、セブンイレブンの新製品

 サツマイモのシュークリームというものを食べました。

 味については、コメントは控えさせていただきます(描写が苦手なのよ)。

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