第68話 私の好きなショートショート

☆星新一が大好きだった。

 中学生のころ、孤立していたこともあって、

 本ばかり読んでました。

 なかでも星新一は、めちゃくちゃ好きでしたね。

 教科書で載っていたのが 「友好使節」 って本でして、

 これを読んでから 「ボッコちゃん」 「ようこそ地球さん」

 をはじめとして、中学を卒業するまで小遣いをはたいて

 100冊以上は買ったかも。


☆ブラックなユーモアがさわやかだった

 のちに、タモリの司会する 「世にも奇妙な物語」

 というテレビ番組の元ネタにもなった、

 「おーい、でてこーい」 は秀逸です。

 全部で千個以上は作ったと言われる星新一の作品群のなかでも、

 あれは飛び抜けてすぐれていると思う。

 最後のオチが、ゾッとさせるんです。

 実によく、考えられている。


☆『青い鳥文庫』 の星新一 

 講談社もそう思っているらしく、『青い鳥文庫』でも

「おーい、でてこーい」

 が題名になってます。

 あとでほかの作家のSSも読みましたが、

 どうしても見劣りがしてしまう。

 やはりどんでん返しの妙、というところでは、

 星新一には だれもかなわないとえこひいきするわたしです。



毎週月曜 PM17:00 以降に絵本・童話児童書をご紹介。

今回のお話は、『おやすみ、ロジャー』

あなたはだんだん、ねむくなる~

よろしくお願いします。

  http://blog.livedoor.jp/asnyan/

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