第53話 童話のネタゲットしました

☆ネタゲット!

 道徳が学校の教科に入る、ということで、

 2週間前、小学校にて教科書が公開されておりました。

 教科書の表紙を写真に撮りたかったけど、

 許可されませんでした。(理由は不明)

 

☆童話のネタいろいろ

 6社ある小学校1年から6年までの教科書には、

 童話のネタがいろいろ載っています。

 かぼちゃが蔓を伸ばし、自分さえよければという態度。

 だけど 蔓を踏まれて泣いちゃう。

 ……あのー、かぼちゃって、蔓を伸ばすのが自然なのでは……


☆ほかにも

 オオカミとウサギの話。

 ウサギにいじわるばかりやってるオオカミが、

 クマにさとされて心を入れ替える。

 ……うーん、びみょー。

 ていうか、道徳のたとえ童話は、わたしにはちょっとばかり、

 ハードルが 高かったようです。


☆ただし

 ミレーとルソーの友情物語は、

 知らなかったので感動しました。

 自分でも調べて、参考にして、児童小説にしてもいいかも。

 説教臭くならないように。

 

☆日本らしい道徳観

 おそらく日本独自でしょうが、誠実さや公正さ、正直さ、地道な努力などが奨励されていました。

 このあたりは、カインとアベルとか ヤコブとエサウ みたいな

 西洋のベストセラー(文化的背景でもある) 聖書に載ってる話のスタンスとは違います。

とくに、いじわるな西洋人に対して、理屈ではなく 情緒でせめるあたり、

 いかにも 日本的ですなぁ。(わるい意味で言ってるんですよ!)


 この道徳の教科書で、「善」 「悪」 を区別することが出来るんだろうか。

 たとえば 転校していく子どもへの お別れ会を秘密にするとみんなで決めたら

 転校生が、「みんなが自分を仲間はずれにする」 と傷ついた。

 これ以上、転校生を傷つけないためには、どうするべきか?

 みんなが秘密にするから、じゃ、いじめの温床になりかねない。


 道徳って、へたなひとに任せていられない。

 わたしじゃ 手に負えない 問題だ。

 わたしは 道徳的な女 とは 言えないからな。

 そう考えると、道徳のたとえ童話は 善戦してるかもね。

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