第19話 老いとボケ問題

☆季節ごとにかわっていく老い

 今週は、老いについて、いろいろ考えてみました。

 うちの合唱サークルでも、ボケかけたひとがいますし、

 いずれはわたしもそうなる、というより

 若くても 発病すれば 「必ず」 そうなるので、

 ひとごとじゃ、ないですね。

 そういう事情でぼけについて、本をいろいろ読んでいてわかったことは、

 老人ホームでは、

 季節の変わり目で、老人のすることが違うらしいってことです。

 日本らしいっていうべきか。(詳細は 『最強の老人介護』 にあります)


☆単純な風船とばしあいでも

 子どもの遊びみたいな 風船とばしあいでも、

 ぼけが はじまった 老人には、目が輝くことらしい。

 ムリヤリ 筋トレ をするより、よほどいいって。

 おむつをするのも、最終手段。

 自力でさせるように、持って行く。

 母親のように、広いこころが必要なんだってさ。


 残念ながら、わたしは 母親になったこともないし

 広いこころ は 持っていないので(笑)

 義母がぼけたら、自分が病気になる前に、

 施設に預けちゃいます。


 そりゃ、義母の面倒を見れたらいちばんだけど

 そんなスキルはわたしには、ないんだ……

 残念ですが。


☆老いることを直視する

 自分が育てたひとに面倒を見てもらえないのが、ふつーになってくる。

 それを 「悪」 と断罪するのは、 現実を見ていないひとですね。


 だって、むかしは終身雇用制度で、身分を保障されていたけど

 いまは だれでも クビをあっさり 切られるんだよ?

 妻が働きに出るのは、当然だし、

 老いたひとが置いてけぼりになるのも 当然だ。


 「昔はよかった」 というのは 簡単だけど

 いまはそうじゃないんだから、

 意識を変えて欲しいと思う。


 子どもは、親の奴隷じゃない。

 だけど、親への愛情だってある。

 形が変わっただけだよ。

 

 「サザエさん」 の 時代は、もう 終わったのさ。


#老い #ボケ #サザエさん #介護

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