勇者になんてなりたくない
古き時代から繰り返される
困難な戦いへの恐れと己を取り巻く権力闘争、「次期勇者」故の悲劇と孤独。それを拒絶した勇者の末裔たる少年は死を装って逃亡する。
そして数年後、名を変え姿を変えたかつて少年だった男の住む街に勇者一行が訪れる。男が見たのは、「勇者」として異世界から召喚された少女のあまりにも痛々しい姿だった──
「勇者になんてなりたくない」設定
男
勇者の子孫でありかつて次期勇者だったが死を装って逃げた。
現在は26、7歳で、逃げたのは13歳の頃。10年程は旅をしていたが、今いる街で中堅冒険者として日々を暮らしている。
正直言って魔王を倒せる程の力は無い。恐らく彼が逃げなくても「少女」が召喚されただろう。
少女
異世界から召喚された救世の「勇者」。
素直で真面目、友達とのお喋りとオシャレを楽しむ至って普通の女子高生だった。そんな普通の少女が、手に剣を持ち敵を殺すことを願われる世界に放り込まれればどうなるか、言わずもがな…勇者としての力に恵まれ、歴代随一と讃えられていることさえ最早皮肉である。
勇者一行
少女以外のメンバーは女騎士、魔術師、少年神官の3名。3名とも世界最高と言っても良い才能ある実力者。天才の常として癖はあるが善良であり、彼等が善良であるが故に少女は逃げられない。
少年だった頃の男は魔術師と面識がある。
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