バロール×オルクス「オーバーロード型射撃アタッカー」

●クロスブリード射撃攻撃型

▼コンセプト

 もし、諸氏等が立派な和マンチであるのなら、「なんでその組み合わせで射撃……?」と思われるかもしれない。実際、筆者も和マンチ方面の人間なので、恐らく自分でこの組み合わせの射撃アタッカーを使う事はないだろう。だが、今回は「シザーリオが好きで再現したキャラを作ってみたい」という要望が投書されていた為、無理矢理捻りだしたのがこのビルドである。一応、丸きり強みがないわけではないので、安心して読んで頂きたい。

 ……あれ、この説明どこかで……書いたような?

 

 

▼環境

 レギュレーションは初期作成・フルスクラッチを想定。

 使用するルールブックは「基本1」「基本2」「エフェクトアーカイブ」とする。

 また、「エフェクトアーカイブ」を採用する以上、エフェクトは全て「エフェクトアーカイブ」による改訂後の記述に準拠するものとする。

 

 

▼シンドローム

「バロール×オルクス」

 今回は「斥力の矢」を使ってほしいという事ではないので、使わない……あれ、どうして筆者は「斥力の矢」の話を……バロール×オルクス……「オーバーロード」……うっ……頭が……っ!!

 

 

▼能力値・推奨ワークス ・技能

能力値:「肉体1・感覚2・精神3・社会3」 経験点追加なし

ワークス:「レネゲイドビーイングA」 ルルブ2記載

技能:「初期取得技能+射撃Lv3+調達Lv4+情報Lv1」 15点経験点追加


 今回、ワークスは肉体能力値0の穴をボーナスで埋められ、尚且つ射撃技能を所持している「レネゲイドビーイングA」を選択した。勿論、「オリジン:プラント」が欲しいからである。ただでさえ感覚の値が低いため、少しでも射撃技能達成値を稼ぎたいのである。「UGNチルドレン」を採用してDロイスに「精鋭」をつけるという手もあるのだが、今回はタダで手に入る「オリジン:プラント」と自由なDロイス選択に目が眩み、「レネゲイドビーイングA」を選択した……本当に俺は自分で選択しているのか……? ただこれはどこかで前書いた事をコピペしているだけじゃ……?

 無論、経験点追加も出来る限り行っており、射撃Lvを3追加してLv4にしている。武器も調達したいので、調達Lvも最大まで振り抜く。余った1は適当に情報に振っている。



▼エフェクト

「ヒューマンズネイバー」 Lv1

 レネゲイドビーイング自動取得エフェクトその1。

 おまけでついてくるだけなので、特筆する事は無い。

 

「オリジン:プラント」 Lv5

 レネゲイドビーイング自動取得エフェクトその2。

 命中値を稼ぐためのメインエンジンである。

 オリジン系すべてに言えることだが、初期取得無料である点がとても嬉しい。

 今回はこの固定値で全部なんとかするので「コンセントレイト」は採用しない。

 

「斥力跳躍」 Lv1

 安定した性能の移動エフェクト。今回は「スナイパーライフル」を活用する予定なので接近された際のフォローとしてとっておく。


「巨人の斧」 Lv3

 今回の主役である火力エフェクト。攻撃係数3は非常に頼もしい。命中ダイスが減るデメリットがあるが、どうせ固定値と「妖精の手」で無理矢理当てるので大した問題ではない。とはいえ、その関係で60%未満では命中ダイスが0になってしまって攻撃ができないので、ミドルに入るまでに侵蝕率は60%以上に届くように調整する。

 

「妖精の手」 Lv3

 言わずと知れた最強クラスの万能支援エフェクト。

 今回は主に自分の低命中率と購入判定をフォローするために使う。

 とはいえ、無論味方に投げても良い。

 ドッジなどに投げられるところも、さりげなく嬉しい点である。

 

「オーバーロード」 Lv1 80%制限

 今回のメイン火力。

 雑に武器攻撃力を2倍にして、ペナルティとして雑にぶっ壊す。

 だが、エフェクト作成武器ならまた作りなおせば良いだけなので、問題ない。

 ……何言ってんだ、エフェクト作成武器なんて持ってねぇよ。

 このビルドにはそんなの関係ないんだ! 「斥力の矢」なんて取ってない!

 使うのは「スナイパーライフル」だ! これの為に2,3本購入してくれ!

 

「時の棺」 Lv1 100%制限

 人生は迷路だ。行き止まりの一つがこれだ。

 


▼アイテム

 特に必須と言えるものはないので、好きにして……良くない。常備点は全て財産点として持ち込み、購入判定を繰り返して「スナイパーライフル」を最低2本購入する。「オーバーロード」の餌にするためである。長丁場になりそうなら3本は欲しい。一度しか攻撃しないつもりなら「アンチマテリアルライフル」などに差し替えるという手もある。同卓する面子と相談してほしい。



▼Dロイス

 特に指定はないので、好きな物を採用すれば良いが、強いていえば、ただでさえ低い感覚能力値を多少フォローできる「実験体」などがおすすめ……いや、でも、どうせ「妖精の手」とか固定値でフォローするし……別にそんなおすすめでもないような……いや、いい。また、バロールの装甲無視エフェクトは使い辛いので、「複製体」で余所から拾ってくるという手も……う、ぐ……! す、好きにしてくれ……!!

 


▼運用

 最初に「オリジン:プラント」を使ってバフをつみ、あとは「巨人の斧」で遠距離射撃を繰り返すだけである。命中値が足りない場合は「妖精の手」で無理矢理稼ぐ。そして、侵蝕率が80%を越えたら、満を持して「オーバーロード」による最大コンボを叩き込む。マイナーは二回目以降は空いているはずであるため、ここで逐次新しい「スナイパーライフル」に持ち替える。

 また、社会能力値がそれなりにある関係で、ミドルの情報収集もそこそこ出来る。こちらでも「妖精の手」が大活躍だが、使い過ぎると戦闘で使えなくなるため、戦闘外での使用はほどほどにしておこう。

 


▼カスタム

 正直、余りいじる余地がない。

 せいぜい、同一エンゲージフォローを諦めて「斥力跳躍」を抜く程度と、「オーバーロード」の採用を諦めて「時間凍結」などで手数にシフトする程度と……いや、弄る余地めっちゃあるだろ、何言ってるんだ? 何故、俺は余りいじる余地がないなんて……?

 ま、まぁいい……あとは、強いて言うなら、「妖精の手」や「時の棺」は強力だが必須ではないため、これらをオミットして、浮いた経験点を装甲無視の「暗黒の槍」や範囲攻撃の「因果歪曲」といった、他のユーティリティに回すという手もある。無論、妨害や支援に手を付けてもいい。セットアップだけでも「灰色の庭」、「空間圧縮」、「赤方偏移世界」など選り取り見取りである。ダメージコントロールを優先して「孤独の魔眼」や「領域の盾」を取得するという手もある。火力方面では「完全なる世界」なども「エフェクトアーカイブ」環境なら非常に優秀なエフェクトであるのだが、シンドローム技能である点が問題であり、追加で何かオルクスの射撃攻撃エフェクト(具体的には「形なき剣」など)をとらなければならないのが難点である。とはいえ、一つでもオルクスの射撃エフェクトを噛ませることができれば、優秀なシンドローム技能エフェクトである「アニマルテイマー」や「要の陣形」なども噛ませる事が出来るようになるため、将来的にはそれほど悪くない選択肢である。

 

 

▼成長

 当然ながら、まずはもっと命中値を稼ぎたいので、最優先で射撃技能Lvをあげていきたい。

 それが済んだら、カスタムの項でも紹介した便利エフェクトを取得していくのが無難である。火力をもっと稼ぎたい場合は「巨人の斧」などを採用……もうしてるじゃないか……えと、ああ、うーんと……他にも、射程が視界……じゃないけど、長射程であることを利用して、「斥力跳躍」や「縮地」で引き撃ちするという手もある……いや、「斥力跳躍」も採用してるじゃねぇか!! いい加減にしてくれ!!

 また、ハッキリ言って純粋なアタッカーとしては伸び代があまりないビルドなので、ユーティリティを優先して、メインプロセス外で使用できる支援エフェクトをとっていくのも賢い選択である。特に「力の法則」などは自分にこそ使えないが、大係数の攻撃力増加エフェクトであるため、低係数の自己ダメージ増加エフェクトをとるよりも、よっぽどダメージ効率が良い……なんだ、この、既視感……今日は何月何日だ? なぁ、諸氏等、このビルドが投稿された日は何年の何月何日だ? はは、わかってる、わかってるぞ筆者。ちゃんとわかってる。今確認したからな。

 今日は……2018年4月30日だ。そうだよな?

 

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