黒之介への対応
少し長くなるが、
今日は仲間達と
話そうと思う。
「よし!取って来い
「うなぎじゃないんだけど。」
掛け声と共に
ぽてぽてと歩いて戻ってくると、
彼は
「はい!」
「おぉ!よくやった
よしよし!
「ほめられた!
・・でも、うなぎじゃないんだけど。」
「よし!もっかいいくぞ!
「だから、うなぎじゃないんだけど。」
それでもまた、
彼は
この後も、
「
「うなぎじゃないんだけど。」
の
気に入ったヒトに食べ物の
初めて
「おお!
でっかくて
だった。
それから彼は、
真剣な表情で書類に向かう
声を掛ける。
「おじちゃんあそぼ!」
申し訳なさそうに言った。
「すまない。
今、手が離せないんだ。」
「・・。」
「クゥン」と鳴く。
「そっかぁ。
・・おしごとならしかたないね。」
彼が
その場から離れようとすると、
「少し、待っていなさい。」
この後、
本当に3分で仕事を終わらせた彼は、
小さい物やか弱い者に優しい彼は、
ついつい
「おじちゃん。」
「なんだ。」
「あれなぁに?」
庭に咲く大きな黄色い花を見ながら、
「
外が暑くなると咲く花だな。」
「そっかぁ。
おそと、あついもんね。」
・・。
・・。
彼は飛び
緑の不思議な生き物を見つけた。
そしてまた、
本を読む
「ねぇねぇ、おじちゃん。」
あれはなぁに?
「
名前はアマガエル。」
「あまがえる?
あれも、あまがえる?」
同じ
別の生き物を見つけたらしく、
彼は小首を
「あれは、
ショウリョウバッタ。」
気になった事があると、
そしてその間も
ずっと本だけに注がれているのに、
聞かれている事にはちゃんと答えられるから不思議だ。
他のヒトが同じ事をすると
「自分で調べろ。」
と、問答無用で
「おにいちゃん!」
困った顔で近づくと、
「ん?どうした?」
「ボクのおかざりとれちゃった。」
結んでいる愛用のスカーフがとれたらしい。
持って来たそれを彼に渡すと、
「なおして!」
「ああ、分かった。」
苦しくない
「出来たぞ。」
「にあう?」
「ああ、よく
わーい!
そう
体や耳の部分の
それを見つけた彼は、
専用ブラシを持ちながら
「だが、少し
・・ブラッシングをするから、こっちに来なさい。」
「はーい!」
オシャレをするのが好きな
ブラッシングをしてほしい時は、
彼の側に行くのだ。
私もブラッシングはするが、
やり方がかなり
「なんかちがうんだけど。」
と
何となく、
お兄ちゃんと呼んでいる。
「お!今日も元気だな!」
よしよし!
そう
笑顔で元気よく返事をする。
「おじちゃんこんにちは!」
「ちゃんと
ほい、お菓子やるよ!
わーい!
元気よく
「今日も良い子にしてたか?」
「うん!」
ほい、お菓子!
わーい!
今度は
「おじちゃんはいいこしてた?」
「少し悪い子かな。
仕事サボって怒られた!」
はははは!
それを聞いた
「クゥン」と鳴いた。
「そっかぁ。
・・でも、つぎはいいこできるとおもうよ。
おじちゃん、やさしいから。」
「お!
そんな良い子にはお菓子だ!
わーい!
この調子で、
放っておくと
ご飯を食べなくなるまであげてしまうので、
彼が
必ず誰かが
あげているお菓子は、
ワンコ専用の物なので丸くはなりません。
晴れの日。
「いい天気だねぇ~。」
「うん。いいてんき。」
「一緒にお昼寝しようか~。」
「うん!」
雨の日。
「雨だねぇ~。」
「うん。ざあざあいってるね。」
「やる事無いから、お昼寝しようか~。」
「うん!」
雪の日。
「雪だねぇ~。」
「うん。さむいね。」
「寒いから、お昼寝しようか~。」
「うん!」
こうして、
昼寝の時はいつも一緒に寝ている。
最近では
眠くなったら
行っている
だが時々、
「・・。」
「・・。」
少し
そんな中、
何かを決心した表情の
彼に声を掛けた。
「お、おじちゃん?」
「・・ん?」
声を掛けられ、
レッドの
彼は
「・・なんだ?」
「なんでもない・・。」
そうか。
「・・。」
「・・。」
また無言で
何となく彼は気まずそうな顔をする。
・・再び、
何かを決心した顔をすると、
「・・ねぇ、おじちゃん。」
「・・ん?」
どうした?
「・・なんでもない。」
そうか。
何かを言いかける
図が続く。
だが。
実は、
優しいヒトなのは
取ってと言いたいが、
相手が嫌がる事をしたくない彼は、
なので、
今日も物言いたげにする
ご
組み合わせができる。
これが、
我が家のアイドルと仲間達の毎日です。
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