第18話「夜の底」
冬の。
深夜の。
冷めた。
コーヒー。
白い。
街燈。
黒いビルの。
影の。
深い。
ミント。
澄んだ。
息を肺に。
吸いこみ。
はきだす。
時に夜は。
午前零時。
少し。
過ぎて。
街は眠る。
人は少なく。
道は寒く。
ここは家路。
少し散歩。
耳にイヤホン。
夜に似合う。
音を鳴らす。
夜を照らす。
光まるで。
しるべ。
海の底を照らすように。
沈む沈む。
冬の。
空の。
下はまるで。
海の底を。
歩くようで。
沈む街の。
またたく光。
まるで魚泳ぐようで。
そこはまるで。
冷たい深夜の。
水族館。
回遊する。
魚のように。
歩く歩く。
夜の。
散歩。
沈む沈む。
泳ぐように。
歩く歩く。
夜の底を。
泳ぐ泳ぐ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます