詩集
小納葉月
決意
声を上げた
それは、叫びにも似た、しかし余りにも小さい声だった
誰もその声を聞く者はいない
それでも、叫び続ける
それでも、それでも、それでも、それでも、それでも
誰かに、気づいてほしくて
何かを、変えたくて
でも
誰も、気づいてくれない
何も変わらない
そんな、無力さを噛み締めながら、叫び続ける
誰かにこの声が届くと信じて
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