社長やってる友人のエピソード その45


 社長やってる友人の会社では社員向けの子供園(24時間営業、小児科医、栄養士常在)を運営している。


 そんなある日、子供園を卒園した子がやってきた。

 挨拶しに来たのかと思ったら、来園していきなり友人(時間が在ると子供園の配膳など手伝っている)に餃子を作ってくれと言ってくる。


 理由を聞くと、弟が生まれたらしく、最近離乳食を食べれるようになったようで、自分の大好物である子供園の餃子をどうしても弟に食べさせたくて突撃してきたという。


 そこまで言うならと料理長にお願いして赤ちゃんでも食べれる蒸し餃子作ったら、奪う様に蒸篭を持ってダッシュで帰ろうとしたので送っていったそうな。


 向こうの親御さん悲鳴を上げていた。

 子供が遊びに行ったと思ってたら蒸し餃子の入った蒸篭を持って、社長に送迎されて帰ってきたのだから。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る