悪魔のささやきに屈しそうになる


 休日の昼、回転すし屋で昼食をとっていた。


 わたすの後ろの席に家族連れが座り、玉子を連呼する小学校低学年の女の子がいた。


 しばらくしてレーンに玉子の皿(注文した奴ではなくフリー)が回ってきて、女の子のテンションマックス!


 女の子の玉子が近づいてくることに喜ぶ声を聴きながらわたすは、無意識に玉子を取ろうと手を伸ばしていた。


 途中で気づいて慌てて手を引っ込めた。

 あれは悪魔のささやきだったに違いない。

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