センチメンタル

「最初からココロの中にこう、たぎるものがあったにゃ」


「博士の弟子の仕業ですかね」


「博士の弟子って何者にゃ」


「さあ。我々をお造りになられたということくらいしか」


「ふむぅ」


「まぁきっと、悪い人ではないのでしょう」


「ふみゃあ?」


「何となく、ですけど」


「ふみゃあ」


「ほら、イヌくん。星が輝いていますよ」


「ほんとにゃ」


「人は死ぬと、星になると言われていたのです」


「ほんとにゃか」


「うそです」


「にゃっ」


「うそという名の、ほんとです」


「よくわからないにゃ」


「わからなくて、いいんです」

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