「やっぱりひまなので、野球ごっこをしようと思います」

「ここに球があります」

「投げます」

「その棒で打ち返してください」

「そしたらワタクシがそれを捕ります」

「いいですか」

「いきますよ」

　ㅤピュッ。シュルシュルシュル。カキーン。バシッ。

「って、これ前に夢で見たやつだにゃ」

「そうでしたっけ」

「棒で打ち返すまで忘れていたにゃ」

「これがいわゆる、デジャヴですね」

「少し違う気がするにゃ」

「それでは、なんでしょう」

「うーん……」

「予知夢でしょうか？」

「ふみゃあ……」

「予言、でしょうか」

「ふみゃあ……」

「夢占いとか」

「それは違うにゃ、ふざけるにゃっ」

「でしたら真面目に。コピーアンドペースト」

「それだにゃ！　ㅤそれに違いないにゃ！」

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい