生命

月は隠れ


遠き恒星の如く きみ 瞬く


ひかり伝わらぬ ぼく 惑星の戸惑い


大気の層に翻弄され


屈折のすえ 点のような輝き



膨大な歳月の果て


きみ 死に至る 運命



はからずも歴史の証人


不動のように 生き永らえ


わずかばかり 瞬く


人知れず きみを慈しむように 瞬く

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