lapis lazuli
モノクロの世界は
終わらないプロローグ
最果てで手を振る
淡紅色の背中には届かない
こみ上げる懐かしさを
夜風は軽々と追い越した
目を閉じて時の流れを制御して
生まれゆくあなたは尊い希望
無機質な塔の傍らで
群青の空に祈りを
教えてほしいことは
本当は知りたくないこと
優しい詩に反発するのは
怖がりの思い過ごし
喜びも悲しみも
消えゆく
憎しみだけが震えて残る
拭おうとして
汚してしまった傷は
始まらないエピローグ
名前のない神様の仕業だって
だれもが知ってる
静止した焦燥が紡ぐ物語
動きだす世界の片隅で
呼吸を繰り返す
この星で僕もあなたも独りだ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます