Plug-in
最終電車 飛び乗って
今日を反芻してみるよ
笑顔の回数なんて
カウントしないから安心しなよ
今のままで良かったはずなのに
世界一愚かな僕さ
名前を呼んでふと振り向いた
人懐っこい
クールが標準仕様の君だから
あどけない仕草が際立つんです
心のファインダー覗いて
心のシャッター押して
心のフィルムに焼き付けて
その瞬間は永久保存版
劣化なんてさせないさ
だけど本当は怖いんです
衰えるのは僕の記憶なんです
アキバに走ってケーブルだとか
メモリだとかSSDだとか買い込んで
僕の安い心にプラグイン
外部出力できませんか
データ化できませんか
ついでにデジタル処理とか施せませんか
飛び交う妄想は切なる願い
そうこうしてたら乗り過ごしたよ
此処はどこですか
絶望の淵ですか
それは大げさですか
今の僕にはそれに近い世界なんです
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます