綿帽子のメロディ
喜びの綿帽子 雨にかわっても
その笑顔は崩さない
安物の傘に三日月が揺れている
少し目を離した隙に
ダンスらしき健気さ 舞っている
純真さへのご褒美のように
星が降りそそぐ
一等席で高揚を見届けたい
リンリン鳴ってる 伝えたい
凛とした横顔に捧げたい
いつだって整然としていたい
遠のくのは失望の波音
可笑しな波音 羽音に託したい
独りよがりの感傷
木枯らしはいらない
過ぎ行くはずのあなた
まだとどまっている あなた
思い出を飼いならすことに戸惑う あなた
ふりまわされて
飲み干したのは苦い宿命
口直しに
吸い込んで 吸い込んで
四季のかけら
胸を焦がすこと
熱くて 熱くて 吐き出す透明
ガラス瓶の宇宙 カランコロン
いまでも美しさ 探している
粉々にならない
掴めないから光
知ってるよ ずっと前から
出逢う前から かがやいていたこと
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます