ほしい

自分を否定してはいけない

自分を大切にしろ


そう言われても

と思う。

私は大事にされたい と単純に渇望する。

言葉でどのくらい 気にかけてくれても、

その 気にかけ は満たされない。

何だかなぁ と私ながら面倒だ。


言葉の裏で他人は自分の事を考えている。

そう卑屈になるなよ

と言われても、それを良く実感できる。


自分を大切に出来るのは自分しかいないんだよ


と言われても 頭にきてしまう

テレビでも何処でも

愛し合っている と言われる他人で溢れている。

心がくすんでいる。


そう思い始めた頃には

そう考える自分も鬱陶しくなっていた。


凛として見える他人を私は、醜い気持ちでただ見ている。


探り探りの人生。他人の心も 人生も

コミュニケーションも何の為なのだろう

少なくとも私の為では無い。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る