恋するのは...

第15話 どんな顔で...

里香「えっ...？」

風華「...」

紗奈「毎日毎日押しかけてうっとおしかったんです...これがずっと続いたら最悪です」

信乃「紗奈ちゃん...」

紗奈「もう、話しかけないでください

ごちそうさまでした」

タタタッ

信乃「待ってっ紗奈ちゃん」

夜宵「残念だったね〜里香〜」

里香「夜宵、紗奈ちゃんに何言ったの...？」

風華「(これは、怒ってるな里香)」

夜宵「何も〜」

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自室

自分の身を守るためとはいえひどいこと言っちゃったよな絶対...

何かが起こるとか言われたら怖いもんな...

ただでさいこんな学校通ってるのに...早く卒業して大学に行きたい...

ミチルア学園は幼稚園から大学まである

私は高校まででここを抜けるけど...

信乃「紗奈ちゃん大丈夫？」

紗奈「うん......って、え？いつからいたの？」

信乃「ずっといたけど...」

紗奈「そうなの？」

信乃「うん」

紗奈「ごめん、今考え事してて...」

信乃「どうするの？これから」

紗奈「自分でも分かんないや...」

信乃「そっか...」

コンコンッ

紗奈「誰だろ」

ガチャッ

夜宵「こんばんは〜」

紗奈「夜宵先輩、どうしたんですか？」

夜宵「ちょっと様子を見に〜」

紗奈「あの...里香先輩は...」

夜宵「結構怒ってたね」

えーマジかーもし会ったらどんな顔で会えばいいんだー

夜宵「大丈夫だって〜私が守ってあげるから〜」

紗奈「いや、大丈夫です...」

夜宵「いいの〜？このままじゃ里香怒り狂って紗奈ちゃんの血をずっと飲み続けるかも〜」

それは嫌だ...

紗奈「...」

信乃「紗奈ちゃん...」

夜宵「大丈夫だよ〜私は里香みたいに朝から会いに行かないから〜」

紗奈「そういう問題じゃないんですけど...」

もしかしたら自分の命が危ない...

なんでこの学校を選んでしまったのか...