5巻
1章 ショックな真実
五郎は選抜部隊Bを集め、コアカードを発見した事を報告した。
五郎「早速、これを掘り出して本国に持って戻ろう!」
玉子「ちょっと待ったぁ!!!!」
光彦「どうしたんだ玉子。」
玉子「このまま帰らせるわけにはいかねえなぁ…。そのコアカードは渡してもらおうか!」
五郎「どういうつもりだ?」
玉子「どういうつもりも、こういうつもりだバトル!!!!」
五郎と玉子は神秘の結界に包まれた。
五郎「そうか。コアカードはチケモンバトルの勝利によって手に入れられる。だから、バトルでコアカードを取り出そうという事だな!」
玉子「半分正解!だが、それだけじゃない!このコアカードは俺が貰う!」
桜「どういうことなの?」
玉子「このコアカードは俺たちペペロンチーノ王国が貰うと言っているんだ!」
光彦「どういう意味だ!?裏切るつもりか?!」
玉子「裏切るも何も、最初っから俺はペペロンチーノ王国軍の人間なんだよ!つまり、俺はスパイだったって訳だぁ!」
玉子は長い黒髪のカツラを脱ぎ捨てた。そして、胸から巨大なパッドを取り出した。
光彦「!?」
玉子「それだけじゃない!俺は男だったんだよ!男社会の軍人を唆す為に女の振りをするように命じられてな!」
玉子は短い金髪の男の姿になった。長い黒髪も巨大な胸も全て偽物だったのだ。
玉子「わざと女っぽい振りをするとボロが出かねねえ。だから、男っぽい女の振りをして誤魔化していたんだ!そうする事で上手い事男っぽい女を演じられたわけだ!」
光彦「俺を騙していたのか?!全部演技だったのか!?」
玉子「そうさ!お前たちを油断させるためにカツラを被り、巨大な胸パッドまで入れて女の振りをしていたのさ!そして、光彦!お前はまんまと俺に唆された訳だぁ!俺に色目を使うお前が気色悪くて気色悪くて今思い出しだけでも反吐が出るぜ!」
光彦「玉子、貴様…!!!」
桜「じゃあ、あなたは自分の国の人間をコインにしたって言うの?」
玉子「スパイを演じ切るためには多少の犠牲も必要なんだよ!」
五郎「Ωブロック基地の偽情報を掴んだのも僕を陥れるためにワザとだったのか!」
玉子「ご名答!!」
そう言うと玉子は遺跡内にいる残りのペペロンチーノ王国の親衛隊に連絡を取った。
玉子「中将の鬼龍院元太だ。お前たちが探しているコアカードは俺が発見した。至急遺跡の最深部に集合せよ!」
光彦「玉子おおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
元太「玉子じゃねえ!俺の本名は鬼龍院元太だ!今名乗ったばっかだろうが!!!」
光彦「くそおおおおおおお!!!!くそおおおおおおおおおおおおお!!!!」
五郎「では、金田一をコインにしたのもお前の仕業か!!」
桜「通りでわざとらしいリアクションだと思ったわ!」
元太「どうかな?あのリアクションは素の反応だぜ。」
五郎「しらばっくれる気か!白々しい!!!」
そこへ元太に呼び出された親衛隊Bの田井中太一と小峠唯が現れた。
太一「?!…どういうことだ?」
唯「マカロン帝国軍同士が戦ってる…?」
元太「俺が中将の元太だ!スパイとして潜入していた!安心しろお前たちの味方だ!」
太一「元太中将!名前だけは聞いたことがある!確かにスパイとして潜入している一人だと聞いている!」
唯「じゃあ彼は私たちの仲間なのね!」
元太「そうだ!お前たちも一緒に戦ってくれ!コアカードの事は俺も知っている!この五郎からまんまと聞き出してな!」
五郎「くっ!」
光彦「糞ったれ!ここは俺が行くぜ!」
桜「私も!」
太一と桜、光彦と唯のチケモンバトルが開始された。太一と桜、光彦と唯も神秘の結界に包まれた。
五郎「ひろし!めり込んだコアカードを掘って取り出してくれ!」
ひろし「ええ、取り出すわ。アヒージョ合衆国に持って帰るために!!!」
元太「な!?」
五郎「に!?」
ひろしは黒い短髪のカツラを脱ぎ捨て、カツラの中から佐倉桜と同じ髪色でウェーブがかかった地面近くまである長い髪の毛を下した。カツラの中身は圧縮空間になっていて、長い髪の毛を隠せたのだ。そして、お腹や腕・足から詰め物を取り出した。
桜「どういうことなの!?」
五郎「い!?」
元太「何だと!?ひろし!てめえ!!!」
ひろしはウェーブのかかった長くて真っ赤な髪で胸の大きな女の姿になった。
ひろし「あなたと同じよ。スパイになるために男の振りをしてたの。男社会の軍人に紛れ込むためにね。」
元太「」
五郎「うそだろ!?スパイが二人も居たのか!?」
ひろし「大きな胸を隠すために、太ってるように体系を偽装して男性になりすましてたのよ。わざと男らしくしようとすると不自然になって疑われかねないから、女っぽい男の振りをしてたのよ。」
元太「そこまで俺と同じだと!?いや俺と真逆の事をしていたという事か!?」
ひろし「ええ、そうよ。私の名前は星月子。それが本当の名前よ。」
月子はそう淡々と説明しながら辺りに落ちていた尖った石を使ってコアカードを掘り出し始めた。
五郎「くそう!こんなのに構っている暇はない!すぐにチケモンバトルで決着を付けて、お前も倒してやる!」
元太「ひろし!てめぇ!許さねえ!せっかくの俺の裏切りのインパクトが薄まっちまったじゃねーか!こいつを倒したら真っ先にてめえを倒してやる!!」
月子「ひろしじゃないわ。月子よ。」
元太「しみったれええええ!!!バトルだ五郎!!」
五郎「うん!さっさと終わらせるぞ!」
元太と五郎は月子を倒すためのチケモンバトルを始めた―――。
2章 最後の悪あがき
元太「俺のターン!!ドロー!!1エネルギー!」
元太・HP200/ガードスター6/手札6/エネルギー1
元太「『無死螻蛄 マンティスパイダー』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
無死螻蛄 マンティスパイダー
チケモンカード/MP1/コスト0
グレード1/戦闘力20/防御力10/大地族性
<チケモン効果>
①攻撃宣言時にHPを50払って発動できる。その攻撃を無効にする。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
元太「ターン終了!」
五郎「僕のターン!2ドロー、1エネルギー!」
五郎・HP200/ガードスター6/手札7/エネルギー1
五郎「『魔の出会い系サイト』発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
魔の出会い系サイト
魔力カード/MP1/コスト0
自分はこの効果をゲーム中に1度しか発動できない。
①デッキからのコスト3以下の「ハッカー」チケモン1枚を手札にサーチする。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「コスト3以下のハッカーチケモンをサーチ!」
五郎・手札7/エネルギー2
五郎「僕は今サーチした『ツイン・ハッカー』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ツイン・ハッカー
チケモンカード/MP1/コスト0
グレード2/戦闘力20/防御力20/ヒト族性
<チケモン効果>
①自分の場にこのチケモン以外存在しない場合、このチケモンは1ターンに2度まで攻撃できる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「ツイン・ハッカーでマンティスパイダーに攻撃!」
元太「マンティスパイダーの効果発動!攻撃を無効にする!」
元太・HP200→150
五郎「ならば!2回目の攻撃で再びマンティスパイダーに攻撃!」
元太「受ける!」
元太・HP150→140
五郎「ターン終了」
元太「2ドロー、1エネルギー!」
元太・手札6/エネルギー3
元太「コスト2の『無死の域』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
無死の域
魔力カード/MP1/コスト2
このカードは、自分のHPが相手のHP以下の場合のみ発動できる。
①HPを50払う。自分のデッキの上から5枚エネルギーへ送る。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
元太・HP140→90
元太「デッキの上から5枚をエネルギーへ!」
元太・手札5/エネルギー1→7
元太「コスト7を払い、『無死螻蛄 マンティスコーピオン』を召喚!現れろ、ハサミの代わりに毒の窯を持つ蠍、マンティスコーピオン!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
無死螻蛄 マンティスコーピオン
チケモンカード/MP1/コスト7
グレード8/戦闘力100/防御力100/大地族性
<チケモン効果>
このチケモンは自分のHPにより以下の効果を得る。
100以下:①召喚ステップにHPを50払い発動する。
手札からコスト6以下の「無死螻蛄」チケモン1体を特殊召喚する。(コストは必要ない。)
50以下:②このチケモンの戦闘力は元の戦闘力の2倍になる。
10以下:③このチケモンは1ターンに3度まで攻撃できる。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
元太・手札4/エネルギー7→0
元太「マンティスコーピオンの効果発動!」
元太・HP90→40
無死螻蛄 マンティスコーピオン/グレード8/戦闘力100→200/防御力100
元太「手札からコスト6の『無死螻蛄 マンティスネーク』をコストを無視して特殊召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
無死螻蛄 マンティスネーク
チケモンカード/MP1/コスト6
グレード8/戦闘力80/防御力80/大地族性
<チケモン効果>
このチケモンは自分のHPにより以下の効果を得る。
70以下:①召喚ステップにHPを50払い相手の場のチケモン1体を選択して発動する。
そのチケモンをエネルギーに送る。
40以下:②このチケモンは1ターンに2度攻撃できる。
30以下:③このカードは相手の魔力カード・道具カードの影響を受けない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
元太・手札3/エネルギー0
五郎「身を削り大型チケモンを展開してきたか…。」
元太「HPが低くなれば低くなるほど強くなるのがこのデッキの真骨頂!行くぜ!バトル!マンティスコーピオンでツイン・ハッカーを攻撃!」
五郎「『ミラクル・スルー』を発動する!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ミラクル・スルー
魔力カード/MP1/コスト0
①攻撃宣言時に発動できる。このターン、自分のHPはバトルダメージで減らない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
元太「だがチケモンは倒される!」
五郎「くそう…!」
元太「マンティスネークで直接攻撃!」
五郎・HP200/ガードスター6→5
五郎「ぬうううう!!」
元太「まだだ!マンティスネークで2回目の攻撃だ!」
五郎・HP200/ガードスター5→4
元太「ターン終了だ!」
五郎「2ドロー、1エネルギー!」
五郎・手札6/エネルギー5
五郎「コスト1の『オッドアイ・ハッカー』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
オッドアイ・ハッカー
チケモンカード/MP1/コスト1
グレード1/戦闘力30/防御力0/ヒト族性
①召喚ステップに手札を2枚エネルギーへ送り発動できる。
特殊召喚デッキからグレード1の「ハッカー」チケモン1体を特殊召喚する。
発動後、このチケモンの効果は無効化される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「オッドアイ・ハッカーの効果発動!」
五郎・手札5→3/エネルギー4→6
元太「割り込みで『スライム・ポーション』を発動する!」
五郎「なにもない。」
元太はサイコロを振った。
元太「サイコロの目は1だ!だがこれでHPが30回復する!」
元太・HP40→70/ガードスター6/手札2/エネルギー1
五郎「そしてオッドアイ・ハッカーの効果で、特殊召喚デッキから『デーモンズ・ハッカー』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
デーモンズ・ハッカー
特殊チケモン/MP2/コストなし
グレード1/戦闘力0/防御力20/ヒト族性
<チケモン効果>
①召喚ステップにこのカード以外の「ハッカー」チケモン1体を選択して発動できる。このカードをエネルギーに送り、そのチケモンの戦闘力・防御力を+130する。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「そしてオッドアイ・ハッカーを対象にデーモンズ・ハッカーの効果発動!」
元太「それに割り込み、マンティスネークの①の効果をオッドアイ・ハッカーを対象に発動!」
元太・HP70→20
元太「オッドアイ・ハッカーをクラッシュしてエネルギーに送るぜ!」
五郎「させるか!割り込みでコスト2の『ハッキング・ウォール』を発動!対象はオッドアイ・ハッカー!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ハッキング・ウォール
魔力カード/MP1/コスト2
①自分の場のチケモン1体を対象に発動できる。このターンの間、そのチケモンは相手の効果ではエネルギーに送られない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎・手札2/エネルギー6→4
元太「くっ、何もない」
五郎「オッドアイ・ハッカーはマンティスネークの効果でエネルギーに送られない!よってデーモンズ・ハッカーの効果は不発にならない!」
オッドアイ・ハッカー/グレード1/戦闘力30→160/防御力0→130
五郎・手札2/エネルギー4→7
五郎「トドメだ!オッドアイ・ハッカーでマンティスコーピオンを攻撃!」
元太「俺も『ミラクル・スルー』を発動する!」
五郎「だがチケモンは倒される!」
元太「ちぃいいいいいい!!」
五郎「ターン終了!」
元太「2ドロー、1エネルギー!」
元太・手札2/エネルギー4
元太「コスト1の『無死螻蛄 ハード・ピルバグ』を召喚!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
無死螻蛄 ハード・ピルバグ
チケモンカード/MP1/コスト1
グレード3/戦闘力0/防御力60/大地族性
<チケモン効果>
①このチケモンが行う戦闘によって自分のHPは減らない。
②攻撃宣言時、HPを200払う事で発動できる。このチケモンの防御力を元々の防御力の4倍にする。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
元太・手札1/エネルギー3
元太「バトルだ!マンティスネークでオッドアイ・ハッカーへ攻撃!!」
五郎「何もない。」
元太「ならばコスト3のマンティスネークを対象に『虫焼き』発動!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
虫焼き
道具カード/MP1/コスト3
このカード発動時に選択したチケモンが場に存在しない場合、このカードはエネルギーに送られる。また、自分のHPが30以上の場合、このカードはエネルギーに送られる。
①自分の場の「無死螻蛄」チケモン1体を選択して発動する。選択したチケモンはこのカードが場に存在する限り、戦闘力・防御力は+200される。
②場に存在するこのカードは相手のカードの効果ではエネルギーに送られない。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
元太・手札0/エネルギー3→0
無死螻蛄 マンティスネーク/グレード8/戦闘力80→280/防御力80→280
元太「マンティスネークでオッドアイ・ハッカー撃破!130‐280=-150の大ダメージだ!!」
五郎「うわあああああああああああ!!!!」
五郎・HP200→50
元太「まだだ!マンティスネークの2回目の攻撃とハード・ピルバグの攻撃が残っているぜ!ガードスターを2つ破壊だ!」
五郎・HP50/ガードスター4→2
五郎「これはまずい!」
元太「うひゃ~うひゃ~うひゃ~!!!HPが全て尽きるか、カードスターが全てなくなるか。どっちが先かな?!!!」
五郎(次のドローに全てがかかっている…)
元太「うひゃ~ひゃひゃひゃ!!!」
五郎「2ドロー!!!……来た!1エネルギーだ!」
五郎・手札3/エネルギー9
五郎「コスト9の『アフィリエイト8』を発動!!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
アフィリエイト8
魔力カード/MP0/コスト9
自分はこの効果を1ターンに1度しか発動できない。
①自分の手札の「ハッカー」チケモン2枚をエネルギーに送り、手札が8枚になるようにドローする。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎・手札2/エネルギー9→0
五郎「手札2枚をエネルギーに送り、8枚ドロー!!」
元太「なにぃ~!?」
五郎「コスト1の『ハッカー・ガール』を召喚!
五郎・手札8/エネルギー2
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ハッカー・ガール
チケモンカード/MP2/コスト1
グレード3/戦闘力30/防御力30/ヒト族性
<チケモン効果>
①このチケモンが場にある限り、魔力カードが発動するたびにこのチケモンの戦闘力・防御力はターン終了時まで+10される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「コスト1の『ハッカー・フェス』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ハッカー・フェス
魔力カード/MP1/コスト1
①自分の場の「ハッカー」チケモンの戦闘力・防御力はターン終了時まで、自分の手札の数×10+される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎・手札6/エネルギー0
五郎「僕の手札は6!よって+60だ!さらにハッカー・ガール自身の効果で+10だ!」
ハッカー・ガール/グレード3/戦闘力30→100/防御力30→100
元太「うひゃひゃひゃひゃ!俺のマンティスネークにはまだまだ全然届かないね!」
五郎・手札6/エネルギー1
五郎「さらにハッカー・ガールを対象に『インスピレーション・ハッキング』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
インスピレーション・ハッキング
魔力カード/MP1/コスト0
①場の「ハッカー」チケモン1体を選択して発動できる。選択したチケモンの戦闘力は+50される。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「手札もエネルギーも0では何もできまい!さらに割り込んで2枚目のインスピレーション・ハッキングを発動!対象は当然ハッカー・ガール!」
元太「駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目駄目ぇ~!それでもまだ俺のマンティスネークは倒せない!!」
五郎「インスピレーション・ハッキングの+50+50とハッカー・ガールの効果の+10+10で合計+120!!」
ハッカー・ガール/グレード3/戦闘力100→220/防御力100
五郎「バトル!!ハッカー・ガールでマンティスネークを攻撃!」
元太「なに!?まさか倒す手立てがあると言うのか!?」
五郎「何もないなら、手札からコスト3の『ハッカーの七つ道具』を発動!」
――――――――――――――――――――――――――――――――――
ハッカーの七つ道具
道具カード/MP1/コスト3
このカード発動時に選択したチケモンが場に存在しない場合、このカードはエネルギーに送られる。
①「ハッカー」チケモンがそのチケモンの戦闘力より防御力が高いチケモンとバトルする場合にその「ハッカー」チケモン1体を選択して発動できる。手札の「ハッカー」チケモンを相手に任意の枚数公開する。
②このカードが場に存在する限り、発動時に公開したカードの数×30選択したチケモンの戦闘力・防御力を+する。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
五郎「僕は手札から3枚の「ハッカー」チケモンを公開する!」
ハッカー・ガール/グレード3/戦闘力220→310/防御力100→190
五郎「これで終わりだ!!」
元太「待て!待て!!待て!!!いや、待ってくれ!!!」
五郎「これで僕の勝ちは決まりだ。」
元太「降参だ!投了する!」
五郎「相手の投了を認めない事は原則戦争犯罪だが、スパイを倒す場合は例外。そのまま倒すことができる!」
元太「戻らせてくれ!選抜部隊Bでは真面目な働きをしていただろ!?ペペロンチーノ王国軍を裏切る!な!だから頼む!」
元太は、ペペロンチーノ王国軍と連絡を取っていた通信機を投げ出し、すでにチケモンバトルに勝利し相手をコインにしていた桜と光彦の方を向いて命乞いした。
光彦「ふざけるな貴様!!!!」
元太「光彦!俺がお前の事好きなのは演技じゃない!俺は実は同性愛者なんだ!お前の事を愛しているのは本当だよ!!!」
光彦「くっ…お前は…どこまで…。」
五郎「裏切り者は何度でも裏切る。一度でも裏切った人間を許すことはできない。」
元太「一をコインにしたのも俺じゃないんだよ!本当に本当なんだよ!信じてくれよ!」
五郎「裏切りは許さない!トドメだ!!」
元太「ノオオオオオオオオオオ!!!!」
元太・HP20→0/手札0/エネルギー0
五郎は元太を倒してコインにした。
光彦「さようなら、玉子…。」
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