第十八首 寄雲恋とてよめる
鳥告ぐる春のあけぼのうす墨に やがて消え絶ゆ峰のよこぐも
とりつぐるはるのあけぼのうすずみに やがてきえたゆみねのよこぐも
♪
夜明けの鳥が鳴き始めたわ…遠くの峰に寄り添っている僧衣のような薄墨色の雲も,日が昇ったらまもなく消えてしまうのね…♪
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