第十六首 はなせの春にとてよめる

山ふかみ心閉ぢむと来し宿の 軒端の梅は春を知るかな


やまふかみこころとぢむとこしやどの のきばのむめははるをしるかな



あなたへの苦しい恋を忘れたくて,逃げるように来た山深い里だけど,梅というのはちゃんと春の訪れを知っているのね…♪

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