第40節

その肉片のひとつに私は見覚えのある刺青を認めた。それは「リヴェンの兄弟」という、解体されて久しい傭兵集団の紋章であり、アジュンダースの身体に彫り込まていたものだった。彼らは私の仲間の死体を集め、解体し、その肉体に対する究極の冒涜行為を今まさに実行していたのだった。

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