第34話金曜日③
自分家みたいに使っていいって言われてもさ
「入るぞ」
「ちょっと」
「この部屋好きに使ってくれていいから
それと何かあったら言えよ」
「うん」
in 夜中
in ベランダ
眠れない
お母さんがいなくて寂しいなんて思ったことない
でも慎也のお母さんは見てると慎也が羨ましく思える
ダメだな私
「眠れねぇーの」
「心配してきてくれたの」
「俺も眠れないから」
「そう」
「一緒に寝るか」
「えッ//」
「別に良いだろう」
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