めめんと・もり!
飛行訓練は【メメント・モリ】な飛行場で?
んっとね、今日はね、ヒコ―訓練なの!
今までも飛べたけど、それじゃダメなんだって。
もっと高く、早く、遠くに行ける位じゃないと? ってデミ小父様、言ってた!
シャルティア流・飛行訓練
【
通称:飛ばない両足羊でも簡単♪
ナザリック第六層の
「あははっははははははっ! そぉれ~、も一度。ぽぉ~ん!」
シャルティアの高い笑い声と共に、今度は天高く第六層の天井スレスレまで、ぽぉ~んと丸まった小さなモノが放り投げられた。
その丸まった小さなモノは、きゃっ、きゃっ! と笑いながら、背中の小さな翼を目一杯に広げ、パタパタさせてみるも、今まで浮遊できていた力では、成長期に著しく育った体重には勝てずに徐々に徐々に、実在する長い尾を引きながら、落ちて来るスピードが上がって来た!?
「シャ、シャルティアのばか~!」「わ、わぁぁあああっ!」
何気なく見物していたアウラとマーレが慌てて観覧席から飛び降りて墜落予想地点へと回り込むも、あとちょっとで間に合うという所で、滑り込んだアウラの頭上からそれた。
「おぉ~!」「えっ!?」
目一杯に広げられたリュートの翼が上手く風を捉え、滑空を始め、遅れて来た正面に居たマーレの頭上をパタパタと飛び越えて、シャルティアの
「たぁだいま~!」(笑顔
「おかぁえりぃ、たぁのしかったぁ?」
大きくつり上がった口端が耳元まで届くほどの、シャルティアの満面の笑みに迎えられた。
【シャルティアの思惑】
もし、地面に墜落しそうになったとしても、<異界門/ゲート>を激突地点に展開し、手元に呼び寄せて受け止めればいいと思って、その為の準備は抜かりなかった。
「た~のし~!」
上目づかいにシャルティアを見上げ、もっかいやって! とばかりに万歳をしておねだりしている。
「じゃぁ~あ。も~いっかい、いこうねぇ~! そぉ~れ! ぽぉ~ん! あはっはははっ!」
再度、天井スレスレまで放り投げられ、今度も懸命に翼をはためかせるが、やはり落ちて来てしまう。今度は中空で揚力を捉えたのか、中空で滑空を始め、クルクルと回りながら今度は貴賓席の方へと降りて行った・・・途端、先ほど天まで投げられたよりも更に勢い良く水平に飛び出した!?
「きゃ~!」(笑
「「えっ!?」」「な、なんでっ!?」
「ア、アルベドォ!」「も、申し訳ありません!」「ア、アルべド様!?」
「つい・・・あの勢いでアインズ様
さっきまで居なかった筈のアインズの声が、アルべドを叱責していた。
アインズとしては、訓練を頑張っている所を
それを見たアルべドは、
リュートは、アインズ様がおいでおいでしてたから、飛んでった! そしたら、アル姉さまが、びゅー! って! ちょ~楽しかった!
シャルティアとアウラとマーレが慌てる最中、リュートが飛んで行った反対側、コロッセオの壁面にあわや激突か!? となる前に、ルプスレギナを探しに来ていたシズが間に入り、《
A~I~Rcupに三段変形――飛行訓練を見学時【A】~危険と判断時【I】~耐
「きゃ~!」「・・・・・・・・・・・・くっ、え?」
予想していた衝撃は、ぐにゃりとした何かでかき消された。
「ぐ、えっ!?」
その下の方からは、苦しげな呻き声が・・・
「お、重いっす」という言葉を残し、褐色の手がぱたりと地に落ちた。
「・・・・・・・・・・・・ 見つけた。
「もっかい!」これはこれで楽しかった! という様なリュート。
【真相】
追跡して来るシズを撒き、お仕事をさぼって見物していた所、猛烈な勢いで飛んでくるリュートを認めて受け止めようとしたら、その前にシズが辿り着き。そのまま二人の勢いに押しやられたルプスレギナ。シズが尻餅を付いた時に、押し潰されたのだった。
しかし、シズは
そして、ルプスレギナは、その場に
・・・ ・・・ ・・・
飛行訓練再開
ユリ、ナーベラル、ソリュシャン、エントマが新たに加わった。
シャルティア、アウラ、マーレは本来のお仕事の為、離脱。
ユリの
最後は、エントマが仕掛けたゴールテープに見せかけた・・・蜘蛛の巣で捕獲され、
真っ平らな飛行場は、着陸するにはもってこい?
・・・ ・・・ ・・・
番外編 デミウルゴス&コキュートス道場
・デミウルゴス師匠の特別訓練
円形闘技場の中心から動かぬデミウルゴスの悪魔の諸相:豪魔の巨腕で飛び立ち、コキュートスが障害物として設置した《アイス・ピラー/氷柱》を避けながら、
コキュートスを捕まえたら、今度はデミウルゴスの支援を受けながらコキュートスから逃げ回る。
・コキュートス師匠の特別訓練
観覧席を移動し続けるコキュートスの遠隔
デミウルゴスを捕まえたら、今度はコキュートスの支援を受けながら中心から動かないデミウルゴスの悪魔の諸相:触手の翼から逃げ回る。
超スリル満点? な無理ゲー・・・になるだろう!
Very HARD MODE
支援無しでデミウルゴスかコキュートス、どちらかと相対する。
勝てば
・・・ ・・・ ・・・
盤外編
通称:
別名:
ご褒美はアインズ様、自ら進呈の【
【子供】のお願い事位は叶えてあげよう、という事だった。
初っ端から、準備万端な
ステージ1 =【
アインズの10カウントを潜り抜けよ!
・
・
・・・流石は
チケットを譲る
アインズが10の魔法を発動=10カウントしている間に飛来する弾幕をシャルティアが迎撃。
当りそうになる零れ弾をアルべドがカバーし防ぐ。
リュートが精一杯の速度で飛行しながら避けながら、アインズが振り返ると共に停止する。
アインズが振り返った時には支援鬼の両名は、アインズの視界の外へ隠れる。
要は、リュートがタッチするまでの【
攻略後、お互いに譲らず一枚のチケットを巡る奪い合いの激闘の余波に当てられた末、【
その後、修正
現在、アウラとマーレを巻き込んでの攻略を計画中・・・
だが、二人とも見つかってしまったら、アインズ様に
現段階では、攻略途中で
/// /// ///
【メメント・モリ】
=本当の意味は、人間はいつかは《必ず死ぬ》、その死が訪れる時までは生きている【今を大いに楽しみ】なさい。という言葉だった。
【今を楽しめ】だったはずが、【必ず死ぬ】の方を強調する余り、誤解されて歪曲された結果、現代では【死を思え】も正しくもなってしまっていたり。
ここでは、本来の意味である、生きている【今を大いに楽しんでいる】様を描いてみた。
でも、今にも死にそうな訓練かも・・・
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