【八行ホラー】いっ…

そのアイドルは細い目がコンプレックス。目を大きく見開く癖がある。ライブ中にいつも通り見開いたのだが…。戻らない。まぶたが降りない。

数分が経過。

「痛い!目が痛い…!!」

目を開いたままのアイドルは絶叫した。まぶたは戻らない。

やがて黄色い液体が眼球から垂れ始めた。まぶたは戻らない。

「痛いよ…!」

まぶたは戻らない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る