6.あらすじ

 おはよう、またはこんにちは。


 またまたコピペで表題貼り付けました。忘れそうです。前回の自分が書いた内容。痴呆でしょうか。


 今回は、<序破急>など、お話の骨組みの作り方について説明していきます。


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 <序破急>という方法が<起承転結>の他にもあるという話をしたと思います。


 大概の作家様の物語の構成や書き方については、そんなプロットなど作らないのだ、というのが多いような気がします^^; それは天才肌かもしれないと私は思ってます。


 普通の人はやはり、話の流れを把握するためにも、上記の構成の基本を押さえておいた方が良いのではないかと思います。


 天才だったら良かったと思う次第です。


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 さて、上記以外のあらすじの構成の仕方があります。


 わたしも初めて知りましたが、<起承鋪叙結>(きしょうほじょけつ)というものがあります。


 考え方は、同じような、<序・破序・破破・破急・急>ではなく、<起承転結>の<承>をもっと具体化したものになります。<鋪>がその部分です。転に値するのが<叙>になります。


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 そのほかに、<ハリウッド式脚本術>というのがあります。これも<序破急>と同じ構成で、細分化することで5段階となります。


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 私がいろいろ書いてきて、一番安定した書き方が出来る方法は、お話を五段階に分ける方法でした。


 変な言い方をすると、個人的に、<起承承転結>という方法です。<転結>を<転転>にする場合は連載向きでしょうね。


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 概念としては以上の通りです。


 でもそれだけではよくわからないと思います。


 なので、例を出しながら説明していきたいと思います。


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 なぜ、<承>の部分がさらに二つになって構成されているかと言うことから。


 前回説明したとおり、<承>はお話の要です。<転>の盛り上がりは、<承>の設定をいかに書き込んでいるかにかかっています。


 ですから、<承>はいくらでも丁寧に書いてもいい部分になります。


 それでも世界・人物設定や状況描写を延々書いてはいけません。お話の<伏線><秘密>を惜しみなく出していきましょう。


 お話のおもしろさは、それらを上手に<承1>にからませていき、<承2>で大きく広げていくかにかかっています。


 グリムの<赤ずきん>を思い出してみてください。


 <起>・・・赤ずきんがお母さんにおばあさんのところへパンと葡萄酒を持って行くように頼まれる。

 <承1>・・・赤ずきんが花畑により道をして遊び、挙げ句の果てにオオカミにこれから行く場所を教えてしまう。

 <承2>・・・赤ずきんより先回りしたオオカミがおばあさんを食べてしまう。

 <転>・・・何も知らない赤ずきんがやってきて様子のおかしいおばあさんに近づき、おばあさんに化けたオオカミに食べられてしまう。

 <結>・・・猟師がおばあさんの家を訪ね、オオカミが寝ているのに気づき、オオカミを殺すとおなかから赤ずきんとおばあさんを助けだす。赤ずきんは改心する。


 赤ずきんが寄り道をしたことでオオカミに見つかってしまい、しかも無邪気に自分のすることを教えてしまうことで起こる事件が、<承2>です。オオカミが赤ずきんを装い、とうとうおばあさんを食べてしまう。これも赤ずきんがオオカミにおばあさんの存在を知らせたことと赤ずきんを食べようともくろむオオカミの企みによって起こるのです。


 <承>を大きく膨らませ、さらに読者をドキドキさせる部分が<承2>と言うことです。


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 または、<起承承転転結>といった方法もあります。上記と同じ論法でお話の骨子を組み立てる方法になります。


 <承>で広げて大きくした風呂敷を<転>で少し閉じ<転2>でさらに完全に閉じるといおう方法になります。


 <どんでん返し>が二度来ると言うことになります。


 しかし、この方法は書き慣れた人でないと、難しいでしょう。


 初めてお話を考える人は、<序破急>もしくは<起承転結>でお話を作ることをオススメします。


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 では次回ですが、<風呂敷を広げる>とはどういうことかを説明していきます。

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