5.お話を書く(文章表現)
前回は「の」の多用を避けましょうという内容でした。
今回は同じ言葉は何度も使わないほうがいいということについて書きます。
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若かりし頃、私にはある癖がありました。
「のように」「のような」を何回も使ってしまうということです。
同じ意味で、「その」「あの」という修飾語も何度も使ってしまっていました。
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例)
青い空のような瞳に真っ白い雪のような肌で、甘いチョコレートのような香りを放っているかのような、かわいい女の子。
表現したいことはわかりますが、「ような」以外で表現できる言葉を探しましょう。
例)
澄み切った空色の瞳に抜けるように白い肌、甘いチョコレートの香りをさせている、まるで自分の好みを詰め合わせて作ったギフトボックスのような女の子。
※ 追記
それと、可愛いという表現を使わず、いかにその女の子が可愛いのか描くことも練習になります。
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「ような」という表現は、<比喩>と言われる用法です。
<比喩>の種類には、<直喩>と<隠喩>があり、修辞技法の一つです。
「まるで~のようだ」と表現する方法のことを<直喩法>と言います。
「星がキラキラと銀の粉をまき散らし、月明かりに照らされる丘に舞い落ちる」と表現する方法を<隠喩法>と言います。
他にも<換喩法><提喩法>などがあり、その用法についてはウィキペディアを参考にしてください。
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適切な比喩になっていなければ、読み手をさらに混乱させてしまうので、いかにもと思わせる表現方法を模索しましょう。
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書き逃げの感を残しつつ、次回へ。
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