天が裏切っても

珍しく君がコーヒーをこぼした

嫌だなとしかめっ面で液を見つめる君


馬鹿にしてる訳じゃないけれど


ペットにできそうな

綺麗な茶色だね


沈むのが最後


そうじゃないよね


僕らはまだまだ理論を語れると思うのに

湖の底が汚いと言い続ける

これは卵が割れるよりも疑問だね


月から湖に矢が刺さって


風で微かに揺れた水が波紋を呼んで


僅か一秒後で僕らはかかとの力を後ろに吹き飛ばして


三百五歩目で風の波に乗ったよ


泣かないで怖くないよ

僕がお化けになっても

心は光で満ちているから


例え君を殺しても

僕は光の国に飛んでいっていた君を

想い続けるから


だから待っててね

今から行くよ

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