笑っていて欲しい

山は火を吹いた

麓は赤いカーペットになった


白くなった僕は 想い出を忘れぬように

胸に手を当てる


月が常に笑うよりも


服のように僕のように纏ってくれる透明な君の方が笑っていて欲しい


例え僕の手で僕のココロを殺したとしても


僕が僕の中にある僕を忘れてしまっても


僕が見えなくなっても


君が僕を見守っていて欲しい

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