第12話『怖い事はギャグにもなれる!』

これは実際に起きた話──…もちろん俺の事じゃないけどさ?

草木も眠る丑三つ時真夜中。不意に耳の中にザーッとテレビの砂嵐の音がハッキリ耳に聞こえた。身体はやけに重いし、息もしづらい。不思議になりつつテレビの前を見て俺は呟く。

『なんだ…?』

当然の疑問だ。起きて見たそこには──…



ボッサボサ頭で砂嵐のテレビを観ている、寝ぼけ顔の母親、だった。









『お前かよッッッッッ!!!!????』

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