登場人物紹介
回を重ねるにつれ、登場人物の紹介というか本編の解説みたいになってます(汗
今回も多いです、でも頑張って書きます。目を通して頂いた方、貴方は偉い!
長となったが屋敷を離れ、母を探し旅をしている人間と狛狗のハーフ。
八潮に入ろうとしたところで幼馴染の茜に呼び止められた。
もしイロハが八潮に入り、養療中の木幡の宮司や典甚を訪ねたとしても志乃の行方は教えてもらえなかったことだろう。ちなみにこの二人はイロハが莉緒の娘であることを薄々勘付いていたようである。
トラ
火車「句瑠璃」に騙され、志乃をおびき出す為に利用されそうになる。
深い怪我と火傷を負ってしまったが、何とか妖力も戻り回復傾向にある。
山姥を嫌っており、もし仲間が止めに入らねば、逆にとっ掴まってひどい目に遭っていただろう。
香清とは因縁関係にあったが、今は互いに昔の自分を恥じ、関係はそう悪く無い様だ。その証拠に香清がトラを助け、香清に山姥への接し方をこっそり教えたのも実はトラだったのである。(ここら辺本編で書きたかったのですが口説くなってしまいそうだったので割愛しました、ごめんなさい><)
イロハの幼馴染。ケノ国でも珍しい女の小天狗である。あっけらかんとしているようで実は色々考えているところもあり、新米天狗たちへの面倒も結構よくみていたのではないだろうか。
今回の一件で山姫(山姥)を凄いと思いつつもトラウマを抱いてしまったようで、その遺恨は300年後の現代に至るまで続いているようである。
茜の兄弟子にあたる光丸坊天元斎の弟子。生真面目だが不器用な性格。
まだまだケノ国の天狗の中では下っ端の様で、今回茜と新米教育の行脚を言い使っている。『幽霊の掛け軸』では鴉天狗から偵察を任されていた。
密かに茜から兄弟弟子とは別の感情を持たれているようである。この事は五郎天狗はおろか、茜本人すら気が付いていない。果たして二人の間がもっと縮まる日は来るのだろうか。
ガネシャ
遠い南の国からやってきた新米天狗の一人、日ノ本でも数の少ないと思われる燕天狗である。片言の日本語以外はネパール語を話し、少しなら読み書きができるようである。話によると人間から教えてもらったらしい…本当か?(外伝参照)
元は燕なので天狗の中でも最速クラスを誇り、瞬間最大速度は音速を軽く越えるといわれている。
燕の時の好物は虫だったらしく、妖怪となった今でもたまに食べる。その度に茜から嫌な顔をされてしまう。
作中では助けてくれたイロハを大変気に入ったようである。今回新米ながらに活躍したので、褒美としてイロハとトラを送り届ける許しを得たようだ。
名前の元ネタは明智光秀の娘では無く、印度のあの神様の名前から。
ケノ国には山姥が複数住んでおり、その中で那珂の里を創設したといわれる山姥。
様々な術を使い、姿形まで変えるという。
山を守る傍らあの世で三途の川の番をしている(交代制)が、強欲な性格もあってかなりの財を蓄えているようだ。何に使っているかは不明だが、人里に下りて買い物をしているところを見たという妖怪もいる。
那珂で生まれ育った莉緒に早々目を付け、自分の跡取りにしようと算段していた。
理由は自分の血を色濃く引き継いでいたから。(那珂に生まれた人間は少なからずこの山姥の血を引いているらしい)
しかしダイタラボッチ現れ、それを追っ払うのに那須山に相談を持ち掛けた所、現れたのがイロハの父。そのままお持ち帰りされてしまった。
娘のイロハを自分の後継者にしようとしたが失敗に終わる。
若い男には比較的優しいが若い女、特に美人には厳しく辛く当たる。川姫と仲が悪い理由の一つだ。山姥が助けて家に
この星の裏側にある場所から来たという妖怪の姫。死に掛けていたところ偶然あさぎに拾われ、那珂の川の監視役に収まった。
大変大柄だが美人で気は穏やか。まだまだ未熟だが彼女を知る者で悪く言う者は誰もいない。その為山姫から嫌がらせを受けていた。
動物が好きで愛馬を飼っている。
川姫となって間もなくの事、幼少期のトラの姿を見ることとなる。それ以来トラの事を気に入ってファンとなってしまう。彼女曰く「辛い時、あの力強い様を思い浮かべると勇気が湧いて来る」かららしい。
名前の元ネタは南米に生息する大鯰から。その姿が見たい方は是非某水遊園へ!
鴉蛇の妖怪。那珂の川姫の家臣であり付き人。川姫を救うべく山姫(やまんば)を訪ねようとしたところ、うっかり紗実たちと遭遇戦になった。
まだ川姫の付き人となって間も無くの頃、トラと戦い因縁関係にあった。しかしこの出来事を川姫に知られてしまい、大変悲しい顔をされてしまったので和解に努めたようである。立場上もうトラと戦えないと伝えた所「口惜しい」と言われ、本人もかなり複雑な気持ちだったようだ。
平安時代、那須の創設者でもある武将に打ち取られた盗賊(元々大蟹の化け物だったのではないかとの説あり)。その怨念凄まじく、大蛇の妖怪となり果てるも、最終的に常陸ノ国の神社の化身である大猿との戦いに敗れ、その身を封印されていた。
世間的にはマイナーですが、かなり強力な妖怪だと思い登場させました。
金の為ならなんでもする火車の妖怪。実は紗実に雇われ志乃を誘い出す役割であった。だが失敗した上、香清に今度は尻尾を切られ、全くいい所が無かった。
芳賀家乗っ取り、葦鹿の里を牛耳っていた喇叭の末裔の女。
とあるきっかけから「シッポウサマ」と出会い様々な策謀を巡らせるようになる。
他国と関係をこじらせ、ケノ国の藩主たちを孤立させようとしたが失敗。自ら現場へ赴く性格でないのが祟り、作戦も机上の空論に過ぎなかった。牢の中で死んだ佐夜香を国境の山中へ持っていき、駕篭ごと燃やすことを考えたのも佳枝である。(この辺りもry)
最後に娘の鈴音と斬り合うことを強要されたが紗実の凶弾に倒れた。
鈴音は実の娘ではあったが、くノ一として教育された時にできた娘で父親はわからない。その為愛情が沸かず利用するための道具としてしか見ていなかった様だ。
死に際に許しを乞う場面があったが何とも物悲しいことである。
ケノ国、烏頭目宮城主「戸田忠真」の剣術指南役。実際に忠真に剣術を教えている訳でなく、剣術指南役というのは名目上で、実際はその側近に指南することが多い。
佳枝の謀略により今の地位に付けた代わりに城内の様子を報告していた。
若い時に理不尽な待遇をされたようで、世の中を良く思っていない。
七宝業者の考えに賛同し、自ら「黒い鏡の破片」を取り込み忠実な僕となったようである。それからというもの感情的で攻撃的な性格が剥き出しとなった。
父は南蛮人、母は妖怪という半妖怪「地擂り組」の一人である。幼少期にかなり辛い出来事があったようで、その後の生も地獄そのものであった。その為に世の中を恨んでおり「地擦り組」に入ったのである。
彼女の持っているフリントロック式の銃は父の形見であり、とても大切にしている。トラに踏みつけられそうになり、かなり激怒した。
理由は今のところ不明だが、鈴音が佳枝を殺そうとするのを阻止した。
人間からも、妖怪からも忌み嫌われ、他国から追われるようにケノ国へとやってきた半妖怪人。父が日ノ本の吸血鬼だった為に女の血を求める。(実は日本にも吸血鬼の伝承はあります。妖怪マニアの貴方、ご存知でしたか?)
境遇が近いせいか、紗実とはコンビを組んで仕事をすることが多い。
大柄で鬼に勝るとも劣らない力の持ち主だが几帳面な一面もあり、たまに暴走しがちな紗実の抑え役にもなっているようだ。
芳賀屋敷に「シッポウサマ」として居座り、人間の「病」を吸い取っていた存在。
しかしそれだけでは満足せず「地擦り組」を使い、ケノ国の妖怪を攫っては吸収していたようだ。
どうして佳枝と出会ったかは不明。
金色の目を持ち白髪に白い肌をしているが、その顔はあさぎと瓜二つだという。
彼女の目的は「破壊」その正体は……。
名前の元ネタは戦国時代の幻術師「果心居士」から。
「我らが最凶じゃぁ~!」(違)
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