第2話
「お!?これってラノベでよくある異世界召喚じゃね!?」
「ってことは、俺らって勇者か!?」
「いや、それよりも帰れる手段の確保が先だ」
「すみません、俺たちは元の世界に帰ることは・・・」
「はい、可能です。ですが、それには魔王クラスの魔石が必要なんです・・・」
王女が申し訳無さそうに答えた。
まじかよ。つまり俺らは魔王を倒さないと帰れないのか・・・
「皆さん、ステータス と唱える、又は念じてください」
(ステータス)
八神 愛翔 (やか あいと)LV1
職業 農家(ユニーク)
HP5000
MP20000
ATK5000
DEF5000
AGE5000
INT5000
魔法適正 全て
ユニークスキル
掘削EX
補填EX
成長促進EX
スキル
言語理解10
隠蔽10
看破10
称号
異世界人
創造神の加護
魔法神の加護
戦神の加護
農耕神の加護....etc
は?何だこれ?てか職業農家って何だよ!?
「皆さん、確認出来ましたか?ちなみに、レベル1の戦士が10くらいです。」
「よっしゃぁー!俺勇者だぜ!ステータスも平均200あるし!」
「まじで!?俺も勇者なんだが?」
「え!?お前らもか!?俺もだよ」
次々と勇者が増えていく。
気づいたときには俺以外全員勇者と名乗った。
「てことは愛翔も勇者か」
「・・・農家」
「え?・・・農家?勇者じゃなくて?」
コクコク
俺はうなずいた
「「「「・・・」」」」
「・・・まぁあれだよ、魔王は俺たちが倒すからお前はのんびり暮らしてたらいいさ」
「そうか、ありがとな。でもいいや」
「はい?」
「俺は日本で暮らすよりこの世界で暮らしてみたいから。ということなんで早速旅に出たいんだが?」
「そうですか。ではこの世界で暮らすのに不自由の無いようにいくらか用意しましょう」
そういって王女は金貨を10枚と銀貨10枚を渡してきた
「これだけあれば一年は過ごせます。またその貨幣袋に施されている家紋を見せればいつでも此処に来れます。」
「有り難う御座います。では俺はこれで。」
俺はそう言って城から出ていった
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