第13話 おめでとう自分…。

今日の仕事も色々な意味で無事に終わりました。

とりあえず、おめでとう自分☆

今日はお誕生日です。

普通の人は、この日が嬉しいのかどうかは分かりませんが

闘病生活(精神的な物)でずっと良い誕生日は送れていない

気がします。

それが定めなら受け入れるしかないですが…。

本当に精神的に苦しい状態だと自分の誕生日が近づいている事にも

気が付きません。

それだけ、精一杯なのでしょう。


昨日、ベッドに入って気が狂っていました。

多分…。


深夜、ベッドに入って目を閉じるとご近所さんが遊びから帰って来たのか

しばらく会話をしている声が聞こえてきました。

迷惑だなぁと思いながら、外を見ると人が居るし幻聴ではないみたいです。

笑い声や話し声が聞こえてきて、それだけでも不愉快でした。

なんで、そんなに笑えるんだろう?

人間と居て何が楽しいんだろう?

危害を与えられたらどうするつもりなんだろう?

全てが謎だなぁっと思っているうちに、その会話している人達が何処かの

家に押し入ってきて殺人でもするのではないかと思い始めて、それが

私の家だとしたらと考えると、死にたくない死にたくない死にたくない!

早く解散してっ!っと頭を抱えて勝手に悶えていました。

玄関を突き破って、私の家の住人を全員、殺すと言う最悪なシナリオが…。

数十分も経過すると、解散して帰っていきました。

静かになった部屋。

そう言えば今日、誕生日だったな…。(悶えているうちに日付が変わった。)

あと何年、生きられるんだろう?

今、心臓とまったりしないよね?

死にたくない死にたくない殺されたくない殺されたくない。

いやぁ、もう眠れませんでした。

仕方が無く、朝の1時過ぎに頓服で処方されている睡眠導入剤を飲んで

無理矢理、寝た感じです。


当然、寝起きは調子が悪いです。

寝る前には、無理矢理にでも楽しい事を思って寝た方が目覚めは

良いらしいです。

でも、悶えている私には楽しい事って何!?

それすら、分かりませんでした。


朝、朝食を済ませて顔を洗って…。

生きて家に帰る事が出来るだろうかと、命を捨てる覚悟で仕事に

向かいます。

仕事、行きたくないです。

行かないとダメなのです。


通勤途中、狙撃されないか怯えています。

会社に入ると事務所内の上司と先輩に怯えます。

あとは、他の部署の人やお客様に怯えます。

貴重な一人になれるお昼休みの時間。

ぱぱっと食事を済ませて、愛車で仮眠をとります。(ほとんど仮眠できません。)

愛車は完全に窓も閉めます。

気休めです。

気が狂った人間が近づいてきたら、窓なんか簡単に破壊されて命を

奪われます。

気が休まりません。

今日は、地味に車の中で金縛りにあっていました。

マジで愛車内で金縛りとか地味すぎますよね?


で、あと何時間、仕事での人間に耐えないといけないんだなと計算して

昼休み明けの仕事にのぞむ日々です。

同事務所内の人間であろうとも、いつ気が狂って私の命を奪いにくるか

分からない危険な存在です。

私が冷蔵庫に入れているペットボトル飲料に毒を入れる可能性だって

あります。

本当に命を捨てる覚悟でないと、仕事にも行けません。


そして、仕事が終わって帰宅する。

唯一、自分の家の自分の部屋に閉じこもる(引きこもりっぽぃ…。)事が

束の間の休息です。


でも、今日は仕事から帰宅する前にお客様の忘れ物を届けてほしいと

言われ、ただでさえへとへとで帰宅する力すら危ないのに忘れ物を

届けてしまいました。

断れません。

少々、無理をしても仕事だし…。

会社を出て、忘れ物を届ける最中に会社から携帯電話に着信。

違う部署からの着信…。

まさか、会社に戻って追加された仕事をしろと言うのではないか?


もう無理や!

無理や! × ∞ と思っていました。

しかも、運転中なので携帯電話には出られません。

私は、道路交通法を守る人なので一切、電話に出ません。

出ないから、会社からは馬鹿みたいに何度も何度も着信があります。

運転中なので、こちらは出られません。

正直、うざいです。


ようやく、忘れ物を届けて会社に連絡したら案の定、追加の仕事。

この追加の仕事、かつての私なら会社に戻ってしっかり終わらせて

帰っていました。

その日の仕事はその日のうちに、私は終わらせたいのです。

ただ、そうする事で残業扱いで会社は残業代を支払わなければいけません。


上司から、そこまでは望んでいないからと前に冷たく言われたので

明日、しますとだけ伝えて現在、放置して家に帰ってきています。


その日の仕事が終わらせられていないので、なんだかしっくりしません。

誕生日なのに…。


そして、誕生日だし1日の最後、お酒くらいはいつもより飲もう☆

そんな感じで、お酒は買ってきているので飲みます。


明日も仕事です。

正直、限界です。

今、また失声症になっています。

声が出ません。

全くでない訳では無く、小声でなら話せます。

ただ、普通の声で話すとせき込んで言葉を発する事が出来ません。

限界でも、最低限の人材でまわしている会社。

私が居なければ、会社がまわらない。

それは、ありがたいけど…。

緊急時の為にも、余裕をもって人材を入れておいてほしいと思う。


でも、そうなると私はクビですね。

人間がダメなのです。

それでも、働けているのは最低限の人材だからと言う現実です。

人材に余裕があれば、私はすぐに捨てられます。


人間とコミュニケーションがとれないのは、本当に社会生活において

不利だから…。


恋愛も出来ません。

仕事も出来ません。


私の存在って、本当に何なんでしょうね。

時間に身を任せて、死に向かって歩む事しか出来ない残酷な現実…。

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