よりぬき記事(3)

【ケモプロ・今夜もヤマダ】 / 名勝スポーツ 2018年11月14日の記事


 ケモノプロ野球、電脳カウンターズは13日、オープン戦第9回戦、青森との初戦を2対0で勝利した。昨シーズンまでのレギュラーを大幅に入れ替える形で迎えたこの試合、新人選手の活躍が目立った。課題だったセンターラインに入った雨林が好守を見せ、投手陣はエース影家から虚草、木又への完封リレーと繋がった。特に新人・ドラフト一位・木又ヤマダは九回、新人対決となった最終打者の青森・雪道ルークを三球三振にし三者凡退。先日に引き続き勝負強さをアピールした。



【早朝の珍事。AI、足をつって119!?】 / 週刊プレミアム 2018年第46号、ケモプロ特集記事の一部


 一般的なゲームと異なり、試合以外の選手の様子もリアルタイムで見ることができるのもケモプロの特徴だ。このゲーム内で11月のある早朝、チーム『島根出雲ツナイデルス』の選手寮に救急車が到着した。隊員に運び出された選手は、今年ドラフトで四位指名を受けた羊囲コギ六。


 (画像:目を剥いて硬直するコギ六が、担架で運ばれている)

 /*画像は読者提供

 

 病院から発表された症名は「腓腹筋痙攣」、いわゆるこむら返り。ファンによると自室で睡眠中、突如のたうち回りだしたとのこと。ケモプロのAIは生まれたばかりで経験が浅い。確かに前知識がなければ、何もしていないのに突然足が痛くなるのは恐ろしいことかもしれない。なお羊囲は即日退院。当日の試合出場は見送られたが、翌日からは練習に復帰した。



【ケモプロ・青森、新人模様】 / 名勝スポーツ 2018年11月25日の記事


 ケモノプロ野球、青森ダークナイトメア・オメガは24日、オープン戦第16回戦、島根との4回戦に2対1で勝利した。青森らしい投手力を生かした試合。決勝点は七回、この日四番を打った大川クロゼのタイムリーヒット。新人・仙紫紅が代走で初出場、盗塁をし1アウト二塁としたところからの一撃だった。守備では先日から中堅手に起用されている新人・草坂スナ雄の守備も光った。一方この日六番で出場した雪道ルークは三打席無安打で途中交代。不調から抜け出せていないようだ。



 ◇ ◇ ◇



【PR】ダイリーグ、TVCM放送記念キャンペーンを実施 / ゲーム系ニュースサイト 2018年11月21日の記事


 株式会社カリストの運営する『育成野球ダイリーグ』は、11月21日、TVCMの放送を記念してキャンペーンを行うことを発表した。TVCMの放映予定日、およびキャンペーン内容は以下の通り。


 ※以下、メーカーからの発表文をそのまま掲載しております。


 育成野球ダイリーグ、TVCM放送記念キャンペーン開催!


 ペナントレース開幕を迎えさらに盛り上がりを見せる育成野球ダイリーグ。そのTVCMが放送されることになりました。それを記念して、「ペナント開幕記念キャンペーン」に引き続き……――


 (後略)



【ダイリーグ】試合観戦の促進へ。「応援ボーナス」導入 / ゲーム系ニュースサイト 2018年11月23日の記事


 株式会社カリストの運営する『育成野球ダイリーグ』は、11月23日、アップデートを実施し、試合の視聴でアイテムがもらえる「応援ボーナス」を導入した。現在前半戦が行われているプロリーグの試合について、リアルタイム、アーカイブのどちらにおいても視聴時間に応じて育成用アイテムが入手できる仕組み。視聴時間と手に入るアイテムのリストは以下の通り……――


 (後略)



 ◇ ◇ ◇



【老舗インターネット会社の社長はなぜ球団を買ったのか】 / 月刊ビジネス誌 2018年12月号の記事


 北海道北見市に本社を構える『株式会社オニオンインターネット』。当代の社長が一代にして作り上げたこの会社は、今や日本のWebサービスを支える重要な位置にある。代表取締役社長、梶山純吾は東京で学生起業した後、なぜ故郷に戻ったのか。今回の特集はその時勢を読むビジネス勘を……――


 (中略)


 ―― そして地元に戻られて、社名を『オニオンインターネット』にした。

 梶山 地元の特産品にあやかろうと思って(笑)ただ最近は少し後悔しています。トーア、ザオニオンルーターという匿名インターネットサービスがあるのですが、それ関連と勘違いした問い合わせやクレームを受けることが増えました。

 ―― 悩ましいですね。当時はどうでしょうか。

 梶山 まだインターネットなんて普及していなかった時代なので、なかなか理解が得られず融資を受けるのが大変で……――


 (中略)


 ―― そして最近はインターネット球団にも手を伸ばされました。

 梶山 合同会社KeMPBさんの『ケモノプロ野球リーグ』の、電脳カウンターズという球団のオーナー権を買いました。技術的にも興味がありましたし、弊社のサービスを使っていただければもっとシナジーを生み出せるだろうと。あとは単純に野球好きということもあります(笑)球団再編の時、楽天やライブドアなんていう巨人が乗り出してこなければ、手を上げていたかもしれません。

 ―― 反響はいかがでしょうか。

 梶山 ありがたいことに円満に運営を引き継げまして、弊社ユーザーからも、既存のファンからもいい反応をいただいています。予想外のことがあるとすれば、KeMPBさんの技術力ですね。現場からも勉強になることが多いと……――


 (後略)



【「獣野球伝 ダイトラ③」本日発売! ペナントレースに決着!】 / 漫画系ニュースサイト 2018年11月22日の記事


 ワルナス文庫から11月22日、「獣野球伝 ダイトラ③」が発売される。合同会社KeMPBが運営する「ケモノプロ野球リーグ」の球団「島根出雲ツナイデルス」の第二捕手「山茂ダイトラ」を主人公にしたプロ野球群像劇の第三巻。ケモノ界で始まったプロリーグの初年度、ペナントレースを制するのは島根か、それとも絶対正義ゴリラを擁する東京か、それとも?


 (画像:書影)


 原作となる「ケモノプロ野球リーグ」は現在オープン戦の真っ最中。来月から始まる二期目のペナントレースに向けて、漫画で予習するのはいかがだろうか。電子書籍版も同日発売だが、店頭で買った本のQRコードを読み込めば電子書籍でも手に入る親切設計。電子書籍派も店舗特典目当てに店頭へ赴いてはいかがだろうか。各店舗特典は以下の通り……──


 (後略)



 ◇ ◇ ◇



【座談会】ダイリーグで『プロ』になった人たちに聞いてみた / ゲーム系ニュースサイト 2018年11月23日の記事


 ※本稿は11月10日に収録したインタビュー内容となります。


 (画像:顔の隠された3名が集まる居酒屋の写真)


 先月10月30日、株式会社カリストが運営する「育成野球ダイリーグ」(以下ダイリーグ)においてドラフト会議が行われ、2リーグ12球団各70選手を選択し計840人の、ダイリーグが言うところの「プロゲーマー」が誕生した。ゲームで育成した選手を提出するだけでよい、ある意味最もカジュアルなプロゲーマー。トップ選手には当日のレートで約12万円の契約金が支払われた。ゲーム大会の賞金は様々だが、日本で開催された某大会(予選数百名、賞金総額数千万円規模)の入賞金額程度である。

 ダイリーグのプロは、顔出しする必要もなければイベントに出演する必要もなく、遠征費も時間もかからない。それらを総合的に見て、プロになったユーザーは今どう考えているのか。本誌ではTwitter上で呼びかけ反応をいただいた中から最終的にスケジュールの調整ができた3名(それぞれA~C氏とする)に話を聞いた。



・始めた動機は様々。共通点は?


――本日はよろしくお願いします。まずは簡単な自己紹介をしてもらえますか?


A:ドラフト三位指名をもらいました、Aです。前々からプロゲーマーに憧れはあったものの、地方在住なので遠征とかも難しくて、今日も出張のついでです(笑)そもそもメインストリームの格闘やRTS、FPSは苦手だし、プロといっても何のプロを目指すんだ? ……となっていたところでダイリーグのニュースを見かけて始めたクチです。育成もカードゲームも好きなので。


――CCG系(※カードゲーム系)のプロもありますがそちらを目指さなかった理由は?


A:あー、カードとは言いましたがデジタル系じゃなくてアナログ派なんです。ただアナログはいろいろあって遠のいてて……あとはドミニオン系のボードゲームが好きだというのもあります。


――なるほど。そのようなきっかけで始められたわけですね。他のお二人は?


B:Bです。ドラフト二位に指名されました。僕はスマホゲーを漁っててたまたま目に付いてインストールして、やってみたら面白かったのでやりこんで結果プロになったみたいな感じです。スマホで野球ゲームって、リアルなプロ野球選手の写真使ってるのがほとんどじゃないですか。そんな中、ダイリーグは実在選手が一人も出ない。で、そういうのって低予算が多いんですけど、ダイリーグは絵面も結構豪華そうで、面白そうだなと。


――キャラがデフォルメ系で実在選手がいなくて……となると、よりユーザーが集まっている「実況パワフルプロ野球」(株式会社コナミデジタルエンタテインメント)がありますが?


B:やってますよ? 面白いですよね。似たような育成ゲームですけど、行き着く先が『全部俺』チームでのランキングバトルなのか、所属球団内の一人としての活躍なのか、っていう……目的の違い? があって。


C:自分は仮想通貨を運用してるんで、hiraminさんのブログで知って、仮想通貨の新しい使い道ってことで注目して始めましたね。もちろんゲームも好きですし、育成は面白いので始めてよかったなとは思ってます。あ、ドラフトは六位以下です。


B:ですよね。たぶんやってない人たちからするとギャンブル的なイメージが強いと思うんですけど、中身ガチなデッキ構築ゲームですから。


A:わかります。面白いですよね。


――きっかけはそれぞれですが、ゲームが面白かったからプロになった、ということですね。Aさんは最初からプロを目指されていたようですが……お二人は?


B:最初は別にプロになる気はなかったんですが、やりこむとなるとやっぱり課金が必要なんですよ。強いカードを仕入れたり強化しないといい能力のキャラは作れない……ことはないんですけど、試行回数が減ってしまうので。で、Dailium(※仮想通貨、以下DLM)を買ってガチャのためのディーポイント(※ダイリーグ内でのみ消費可能なポイント、以下DP)を買う。そうすると確定申告しなきゃいけなくなるんですよ。


――当初は「DPはDLMでしか買えない物だから購入する分には税金はかからない」と説明されていましたが、複数の税理士さんから指摘を受けてDP購入時点で税金が計算されることになりましたね(※くわしくは【こちら】)


B:まあ、ちょっと後にDPが日本円でも買えるように変更されたので待てばよかったんですが、待ってたら負けるので。で、どうせ仮想通貨で税金計算しないといけないならプロになって収入貰ったほうがいいよなと。


C:自分はチャート見なくても仮想通貨が増えるっていいなと思って。まあゲームのおまけ程度に。



・プロの語る育成法? 第一シーズンの感想を聞いてみた


――すでにダイリーグは育成第二シーズンが始まっていますが、みなさんは第一シーズンでプロを輩出したということで、その感想を聞ければと思います。Bさんはドラフト二位に選ばれましたが、どうでしょう。


B:いやー、上位陣の育成はすごいですね。僕もかなり課金してデッキ強化したつもりなんですが。廃人にはぜんぜんかなわないです。


――Bさんのキャラクターもドラフト一位と同じオールAですよね?


B:あれはダメAってやつです。心技体はカテゴリの平均値が表示されてるんですよ。詳細能力までいくとBとかC入ってますよ。


A:ドライチのキャラクターは正真正銘のオールAですもんね。すごいです。普通に育てると平均値Aにできてもいくつかは妥協しないといけないですし。


B:そもそもパワプロと違って肉体能力まとめて「体」なので、パワーも足も肩もないといけない(笑)。だからオールAでも相当です。あとはAまで行くと伸びが頭打ちしてくるんで他を底上げする方が平均値的にはいいんですけど、今回のドラフトで一人だけ「手首の力S」っていうキャラがいて、それはどうやったんだって気になってる。


C:何かひとつSにしたら他の何も上げられないとしか思えない。


――まだまだやりこむ余地はありそうだと。


B:ですね。バランス調整も入ったし。あと最終的にはカードじゃなくて野球ゲームなんですよ。試合で選択するコマンドと結果が地味に効いてくるから、トップを目指すなら……――


(攻略情報の検討。中略)



・副収入としてのプロ? ダイリーグのプロ事情


――ところで話を戻しますが、『プロ』ということで皆さん報酬を貰うことになりました。こちらの感想をいただければと思うのですが。


C:ドラフト後にDLMのレートが、ガクッ、と下がったのが辛い(笑)


A:みんな換金したんでしょうね。


B:プロ、プロかあ。まあこれ一本では、今のところ生計は立たないです。複アカ使ってスタートダッシュ決めたとかいう人たち以外は。


――複数アカウントは規約違反ですよね。


B:僕たちはしてない……してないよね?(笑)してないですけど、ぶっちゃけスタートダッシュを本気の人はやりたくなりますよ。だって2500DLMですよ、最低保証契約金。1位の選手を作るより、840人の中に食い込むほうが簡単ですし、12アカウント入り込めば1位と同等ってことでしょ。


C:今後は攻略も進んできて、1シーズン約72人の枠に入らないといけないわけですしね。きびしい。


B:1球団6人しか入れ替わらないなら、この最初にいい順位で入り込めばそうそう切られないしね。


――なるほど。


A:全然思いつかなかった。


B:規約違反はさておき、シーズンごとの年俸ってところがミソですよ。同じDLMを年4回もらえる。全シーズンでドラフト選択されればどんどん収入は増える……ので、そういうことができた人が、「生活が成り立つレベルのダイリーグのプロ」になるんじゃないかなと思います。なので「今のところ生計は立たない」です。


A:DLMのレートが上がればとは思いますけど……どうでしょう?


C:うーん、日本円でDPが買えるようになっちゃったから、DLMが上がる要素があまり……いや、プレイヤーとしては上がってほしいですけどね?



・ダイリーグに対するこれからの要望


――そろそろ時間になってきました。最後に、ダイリーグについてなにか要望とか、期待することとか。


A:えっとじゃあ……みなさん、試合の配信って見てます?


C:見てないなあ。


B:同じく。そんな暇あれば育成してます(笑)


A:ですよね。いや自分も育成が楽しくて見てないんですけど、一応興行なんだし人に見てもらうことが目的のはずで……でも見てもらえてないんですよね。再生数とか確認してますけど。


B:ゲームらしく見た目は超満員だけど再生数二桁とかそんな感じだよね。


A:成績見るのは好きなので、試合結果とか、自分のキャラの成績とかはチェックするんですが、動画までは見てない……ですよね。


B:僕もそれぐらいなら確認してますよ。まああとは、ホームランシーンぐらいは見に行くかな。


A:ハマってやってる自分たちでもこんな感じなので、大丈夫なのかなと。プロにはなりましたけど、プロらしい活動とかも特にないですし……。


B:プロらしいって言うと、イベント登壇とか? いやー……まず、何するんだ? ってなりますよ(笑)僕はこれぐらいヌルい活動で十分です。


C:盛り上がってくれないとDLMのレートも上がらないし……あと野球くじの機能がまだなんですよね。その辺、どうにかしてほしいですね。


B:育成は面白いんで、そっち方面のアップデートは期待してます。あとはスコアランキングとかあると嬉しいかな……。


――なるほど。いろいろ課題はありそうですね。本日はありがとうございました。

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