第6話 ピーター・トッドの日記 2

1月16日


たいへんだ! マックスがにんげんになったんだ! がっこうからかえってきてへやに入ると、そこにはひとのすがたになったマックスがいたんだ。しかもかれはしゃべる。

「やあピーター、まずは落ち着いて聞いて欲しい」

ぼくは叫んだ。そんなぼくにマックスはりょうてをあげて「落ち着いてくれ」となんどもいっていた。だけどぼくはとてもおどろいていたし、マックスをへやからおいだしたんだ。そしていったんだ。

「マックス! きみがエイリアンだったなんて!」

そしたらマックスはこういってきたんだ。

「なんてことだ、私がエイリアンだったなんて! いますぐ故郷に帰してくれ!」

「きみのこきょうなんてしらないよ!」

「この部屋に決まってるだろう!」

それでぼくはかれをへやにいれたんだ。それからたくさんはなしをしたよ。だけどどうしてこんなことになったのかはわからなかった。とりあえずこれはふたりだけのひみつにしたんだ。そしてあしたスピルバーグさんにそうだんしよう。さいしょはこわかったけど、でもいまはたのしいきもちでいっぱいだ。だって、マックスがほんとうのともだちになったんだから!

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