蟲狩少女と赤い英雄
家具付
序章 0-1
息が荒い。それはそうだと、インユェは漠然と思った。息が荒くなって当然のことをしているのだから当たり前だ。
目の前には巨大な蟲が転がっている。猪ほどの大きさの蟲だ。
インユェはつばを飲み込んだ。
ようやく手に入ると思うと、踊りだしたいほどの気分にもなる。
だがここでは踊らない。早く、捌かねばならない。肉と内臓を分けて、それからできるだけ血を抜いて、肉の重さを軽くしなければならない。
そうだ、臭みをとる香草をさっき見つけたことを思い出した。
くるりと踵を返す。そこで一番初めに行わなければならないことを、優先順位をつけはじめる。
蟲を捌く。それが第一だ。そうしないと掃除屋たちが死肉に群がって来ると知っている。
そうなったら目も当てられないし、そう言った連中を払いながらの作業は面倒くさいに違いない。そうしたことは一度もないから知らないが。インユェはそう考えた。
蟲の腹を開いて、内臓を取り出していく。使える物、使えないものと選り分けていく。
面倒な作業なことは間違いなく、しかしやるしかないのだからインユェは当然といった調子で手を進めていく。
内臓の中でも、この蟲のいいものは心臓と肝臓だ。どちらも、癒しの力を秘めている。心臓は煎じて飲めば風邪など一撃で退散するはずだ。肝臓は、解毒の作用がある。
どちらも高値で取引されていく物で、これらを売るあてがあるならば、とインユェは夢想する。売るあてがあったら、きっと村に帰れるのに。村では義理の弟たちが、首を長くして待っていて、姉ちゃんお腹すいた、と言いそうだ。インユェはその情景をありありと思い浮かべられる。
それはほんの少しだけ、インユェの顔を緩ませる。
その二人の弟は大事な義弟たちだ。歳は二月ほどインユェの方が先に生まれただけという、年齢もほぼ同じころ合いの二人だ。
それでも、インユェは二人を食わせるのが自分だと、はっきり思っていた。あの日までは。
その日のことは思い出したくもない。インユェは一瞬思いだした腹立たしいことに眉をゆがめた。
しかし、蟲の思った以上の良さに、また唇が吊り上がった。
こいつ、脂乗りまくってる。いい餌食ってんだな……という思いからだ。
機嫌をよくして、今度は皮をはぐ。この皮も割と頑丈な皮であり、多少の剣なら跳ね返す。
この蟲自体が高値で取引される理由の一つだ。さらに、この頑丈な皮は、どんな色にもそまる。おしゃれが好きな上流階級の、防衛手段……優雅な鎧になるのだ。上から絹だのを着こんでしまえば、これを着ているとは気づかれないことからも、女性の鎧として最適だし、鎧を着ていない事で油断を誘う、といったことをする男の貴族にも人気のものだ。
だが、インユェにとってそれらは二の次の事だった。
現在、インユェにとって最も重要なこと、それは。
「何日ぶりの飯だろ……」
それであった。
この蟲、なかなかいい味の肉質なのだ。蟲を食べるというと、何やら眉をしかめる女性も多いかもしれないが、インユェの住んでいた山深い地域では当然だった。蟲は一匹仕留めて、正しい処理を行えば優に、一週間は食べられる。
インユェは経験に基づいた血抜きを行った。藤の蔓に蟲をつるしあげ、ばだばだと落ちていく体液を皮の水筒に収めた。水源のない場所に行くとき、蟲の血を飲むのはやはり、地方の独自性かもしれない。
ぐいっと一口飲めば、慣れた味よりもずっとずっと贅沢な味がした。生臭いし、若干吐き気を催しかねない異臭もしているが、慣れていればどうということはない。
「やっぱりいい餌食ってんな」
独り言を誰も聞くことはない。その反応が普通ではないなど、誰も思わない。
肉の処理も終わらせ、インユェはやっと、今食べるべき肉を判断することにした。
やはり、脂の乗りが普通とは違う腹の部分だろう。
これが食べられるのは贅沢なことで、蟲採りたたちの特権だった。おいしいが、脂の都合で一番日持ちしないのだ。
食べようと思って、先ほど考えていた、香草を取りに行くことにした。あれは臭みを消すとっておきで、村ではそれだけの畑があったくらいだった。
よし、とインユェは思った。取りに行こう。自分が行方不明だということは、あの膨大な人数が存在する場所ではそう簡単に気付かれまい。そう判断したのだ。
せっかくいい蟲をしとめたのだ。おいしく食べたい。
そしてインユェは、立ち上がって、先ほどから気配のうるさい方角を見やって……息を止めた。
そこでは人が立っていた。顔色が悪い。血の気のひいた真っ青な顔をしている。何故だろう。そんなことを思っているインユェは、自分の姿が実に、悪鬼めいていることに気付けなかった。村の男たちですら、インユェと同じだけのことはできないことも。
立っていた男は、インユェと吊るされた蟲の死骸と、を交互に見ていた。
状況が理解できないのだ。普通は理解できないことを、当事者は知らない。
そんな反応をするのだから当然、男は同情するべき点が多々あった。
男は蟲を食べる風習を実際に見たことがなかった。
男は、その蟲がどんな形態をしているのかを知らなかった。
そして、男はこの場所で、蟲を狩る女がいるなど、全く想定していなかった。
蟲の青緑をした血にまみれた、返り血塗れのインユェは、男の中でありえないものの第一位になりそうなほど、あり得ないものだった。
血の気のひいた顔で、男が、問いかけてきた。
「何をしているんだ?」
「食べるんだよ」
返り血が目に入った。インユェは目のあたりをこすって、更に返り血を顔に伸ばして、より凄惨な姿になりつつも、答えた。
「食べる……?」
男が鸚鵡返しにインユェの言ったことを繰り返した。
「知らない? これ、食べられるんだ」
「とても食べられる見た目には」
男は、皮の剥がれた芋虫のような姿の、蟲をちらりと見て言う。
「お兄さん、蟲喰い知らないんだな。山の深い場所じゃ普通だ。普通、これくらいの大物は焼いて食べるんだ。煮付けもおいしい」
男はとても理解できない、という顔をした。実はそれが、一般的な反応だ。
「お兄さんも食べる? ちょっと手間かかるんだけど」
「……いただこう」
男が食べる、などと言ったので、インユェは大丈夫だろうか、と不安になった。
山の常識が、平らなところでは通じないなどよくある話で、村では笑い話がよくあった。
山とは花嫁衣裳すら違っていて、色の鮮やかな蟲や獣の皮をつなぎ合わせる芸術品である山の花嫁衣装は、平らな場所では非常識だとか。
それと同じように、この蟲を食べるということは、平らな場所ではあまりない話なのではないか。
食べ慣れないものを食べて、胃が受け付けないなど時折聞く話で、男は食べると言ったけれど、本当に蟲を食べられるだろうか。
そんな事をちらと考えてからインユェは言った。
「そこで待ってて」
香草を採ってこよう。話はそれからだと、インユェは判断した。
香草を揉みこんだ肉が、じゅうじゅうと脂を滴らせて火の勢いを強めている。じゅ、と脂が落ちるたびに立ち上る煙が、蟲喰いにはたまらないい香りを蟲の肉につけてくれる。
口の中の唾を何度も飲み込み、インユェは隣に座った男を観察した。
男は、涼し気な顔立ちの偉丈夫だった。焼け付くような赤い髪の、茫々と燃え盛る炎の髪の、立派な装束の人間だった。
男は、火にあぶられるそれを見ながら言ってきた。
「慣れているな」
「実家じゃ普通。もっと大きいのだって一人で仕留められる。おれはそう言うのが得意なんだ」
インユェは事実を語った。脂がまた落ちた。いい頃だ。
串を火から引きあげて、彼女は串を男にわたした。
「……食べられるよ」
男が目を瞬かせて不思議そうなので、そう言った。
インユェは肉にかぶりついた。甘い脂も、香草の塩っぽい味も、肉自体の強い旨味も、今まで食べた蟲の中では上位になるほどの味だった。
「この山はいい山だな。この蟲は、いい場所にしか住まない。うまい」
火に立てかけている串を次々外し、インユェは肉をかじる。
「ほんと、何日ぶりのまともな飯だろ」
「……食っていないのに、これを仕留められるのか」
男が一口かじって、問いかけてきた。
「しかし、蟲がこれだけうまいとは知らなかった」
「そうだろ、普通のやつはぎゃあとか言ってせっかくいい奴採ってきても食わないんだ」
言いつつインユェは付け足した。補足説明である。
また串に刺した肉をほおばりながらしゃべる。
男がぼそりと、行儀が悪いというようなことを言ったが無視した。
「これ一匹だけだったら楽だな。言っただろ、おれはそういうの、得意なんだ。蟲狩りの中でも、牙っていう役職だったから」
「牙?」
「お兄さん聞いたことないのか。山の風習だもんな……蟲を狩るには、頭と手とがうまくなきゃいけない。頭だけのやつもいるし、手だけのやつもいる。だから、蟲狩りは、いくつか役割で名前がつくんだ。足とか、爪とか、牙とか、頭とか」
「お前は牙なのか」
にいっと、インユェは自慢をする顔を向けた。これだけは自分の自慢なのだ。
「一撃必殺、っていう位に腕がいいから。牙っていうのは、蟲を狙ったら必ず仕留めるだけの腕じゃなかったらもらえない」
「お前は……それだけ腕がいいのか」
「見てのとおり」
インユェは水を飲みながら答えた。男が、インユェを観察していう。
「とてもそうは見えない見た目だな。折れそうなほど細いし華奢に見える。日に焼けた肌でもない。実際に捌いている所を見なかったら信じないだろうな」
男の評価はごくごく普通の評価だった。インユェはそれを知っている。
「なんでだろうな、蟲は狩れるんだ。そうしなかったら弟たちを食わせてやることなんてできなかったから」
「弟がいたのか?」
「いたんだよ。こっちに来てから音沙汰なしの義弟たち。どうしてるかな。そんな心配してもしょうがないんだけど、やっぱり心配するものは心配しちゃうんだよな」
「心配なのか」
「だって義弟だもの。何年たったって、ちいちゃい弟っていう気分」
「俺にはよくわからない。弟を心配だと思ったこともない」
「うわ、ひどい兄貴だなお兄さん」
インユェは笑いながらそう言った。男は腕を組み、何やら考える。
「お前はそういうがな、俺のような立場の男にとって、異母兄弟は敵だ」
「お兄さん一体どこの出身で?」
「無駄に高いな、不自由だ」
「かわいそうに」
インユェは同情し、食べるだけ食べたので立ち上がった。
肉を背中に担ぐ。男がそれを見て呆気にとられた。
「お前はそれを担いでどこまで行くつもりだ」
「下の建物まで。大丈夫、これくらい担げるから」
インユェの顔は涼しいものだ。実際に、その重さを苦痛だと思っていないのだから当然だ。
彼女にとって、この重さは食べるための対価だ。決して重いと思わない重さでもある。
「そうだ、お兄さん、下に降りるなら一緒に降りようか」
「何故だ?」
「お兄さん弱そうだから」
「なにを」
「人間相手にするのとさ、獣とか蟲とか相手にするのとはさ、ぜんっぜん違うんだよ。人間って弱いから」
食べるだけ食べたインユェは、体中に力がみなぎっている。立ち姿は活力に満ちている。
今なら蟲が三匹同時に襲ってきても、撃退できる自信がある。実際にはやらないが。そんなのをやるのは馬鹿なのだ。腕が良ければ退却を知っているので、一人で三匹を相手にしようなどという馬鹿は思わない。
逃げるのが勝ちなのだ。
よいせ、と担ぎ直して、男に噛んで含めるように説明をする。
「人間相手に強くたってさ、山のやつらを一人で相手にできるなんて思っちゃうのは馬鹿だ」
インユェの事実である。ちなみに、それで山に入り、死んだ人間は数え切れないほど知っている。山に来たことのない人間たちはいつもそうだ。
どうしても、自分たちの強さに過信して、どれだけ忠告したって聞きやしない。
それでもインユェ達は言い続けるのだ。危ないから、と。
そんな自分はどうなのだ、と言われるかもしれないが、インユェは自分が強いのを知っている。並の蟲や獣には後れを取らないと知っている。
そして、それ以上の相手に出くわしたら運のツキ、たったそれだけのことでしかないんだと思っているので、問題ない。
そりゃ弟たちの行く末は心配だが、弟たちは結構女性に好かれるので、女性たちが慰めてくれることに期待することにしていた。
「お前はいいのか」
男はインユェを見ながら言う。
「まあね」
「それも過信ではないのか」
「死んだらそこまでだ。おれが甘かった、そんだけ。そんだけになるって思ってる。だからいい。でも、お兄さんきっと、いい女とかいっぱいいるんでしょ」
「なぜそうなる?」
「お兄さん女に困っている顔じゃないから」
インユェはそう言い、担ぎ直した。思った以上に脂ののった肉のせいで、重さが想定していたよりも若干重い。
「そう言う女の人、悲しませちゃあ駄目だろ」
「そうか?」
「おれだって悲しいよ、せっかく友達になったのにお兄さん死んじゃったら」
男が怪訝な顔になる。言っている意味が解らない、という顔だ。
「ともだち?」
「同じ飯を食ったら友達だろ。山じゃそうだもん」
「……その判断はどこかおかしいだろう」
「ん?」
インユェは首を傾げた。おかしいのだろうか。同じ釜の飯を食うという言葉は、平らな街では言わないセリフなのだろうか。
まあいいと思いなおす。片手を伸ばす。
「来なよお兄さん」
男は手と顔を交互に見比べ、手をつかんだ。
「お兄さん、武人?」
手をつかんだ感触から、インユェはそう聞いた。男の手はかたく、文人ではありえない肉刺ができていた。
男はインユェを見つめながら言う。
「そう言う職分かもしれない」
「命かけるやつか。人間相手って大変だよな、だって人の恨みってものを買っちまうんだから」
インユェはうるさい。うるさいのは、獣避けの意味もある。
獣は、普通はうるさい音を嫌う。それゆえ、蟲だろうが獣だろうが、狩ったあとは騒ぐことにしていた。
山の鈴がほしいのだが、こんなことになると思わなかったあの日に、大事なもののほとんどは置いてきてしまったのでしょうがない。悔やんでも意味がないし、後悔したって遅いのだ。
「お前は……どこで働いているんだ」
「なんつうの、皇帝陛下だっけ、偉い人のところに、メシダサレタとかいうやつで、さらわれてきた」
「お前は何かに秀でていたのか」
「ぜんっぜん。というかおれね、村の長の娘さんの代わり」
「代わりだと」
「そーそー。村まで来た役人が、矢を撃ってね? おれの家に刺さったんだよ、それで決定」
「そこに、窈窕な項目はなかったのか」
「しらね。窈窕って何」
「性質がよく見た目が良いことだ」
「それってなんなの。性質がいいって誰から見て? それが誰にとって都合のいい条件なの? 女に何でそんなの求めるの? 男には求めないの?」
一言聞いて、その性質の良さという物は、宮廷の男にとって都合のいい性質なのだろうということはあたりが付いた。だが気に入らない。インユェにとって、男はそんなに偉い存在じゃないのだ。
男だろうが女だろうが、ただ存在するだけで偉いなどありえてたまるものか。
「男は厳正な試験を受けて登用されている」
「女は適当に攫って来るんだろ」
「違う。村ごとに条件に見合う女を選んでいるはずだ」
「でもおれは絶対に絶対に条件を満たさないだろ、たぶん」
「……見た目だけなら」
「おれの見た目がいいの? ないない、そんなのあるわけない」
インユェはできるならば、手を左右に振ってあり得ないということを示そうとした。
肩に担いだ肉を押さえているためにできなかったが。
「いや、お前の見た目は十分目を引くものだと思うが……」
「この金髪と金色の目がだろ、そーなんだよな、山でも珍しかった。爺さんが胡人だったんだとかで、その色が出たんだろうって話だったっけな。でもこんながさつな女欲しいなんて言うもの好きいないだろうし。意地汚いし」
「……そうだ、それで聞きたいのだが、なぜここで狩りをしようと思った?」
「宮廷ってけちなのな。メシダシテモ、おれくらい身分の低い、何て言ったかな……宮人には、ご飯も出してくれないんだぜ、庭にある食べられる草全部食べたんだけどやっぱりお腹すくから、もう狩るしかないと思って」
それが事実だった。インユェが知らなかったことはいくつかあるのだが、上位の后妃にはお手当てがつくのに対し、宮人には基本、、ろくな手当てがつかない。宮人たちは后妃にお仕えしている女性が多く、后妃が給料なり食事なりを手配する物だのだが、后妃自身も寵愛によってお手当ての金額が変わるのだ。
養えるだけの人数は限られている。
後宮の女性の数は膨大だ。二千とも三千ともいわれている。
それらすべてに、宮廷は給料を支払えない。
おまけに、皇帝の後宮の他にも、皇太子の後宮だの、第二皇子の後宮だのとあるのだから。
「……それは、後宮の女の数が膨大だからだろう」
「そうなの? 何人? 百人?」
ちなみに、インユェの村は百人もいなかった。
ゆえに、インユェの予想がそれくらいになるのもおかしい話ではない。彼女は外の世界を知らないのだし、すべての後宮を合わせたら二千人だの三千人だのという大所帯だとは想像もできないのである。
「皇帝の後宮で千、だったか。第二皇子は女好きだから、千を超えた女が集っているだろう」
「そんなにいて何するわけ!? え、おれの村、別に女の子、引っ張って行かなくったっていいじゃないか、なんで女も少ない村の若い娘攫って行くんだ」
「何年かに一度、后妃選びをするからだろう。その際、后妃は平等な条件で選ばれることになっている」
「それは人間が余ってる場所でやればいいんだよ」
インユェは吐き捨てた。
彼女の住んでいた村は本当に小さくて、若い女は大事な子供を産んでくれる存在だった。そのため多少、の不細工は目をつぶったし、気性も多少悪くとも、気にしなかった。
「人間たりない場所で何やるかね、適材適所とかいう言葉が似合わないことこの上ない」
インユェが毒づくと、男が話題を変えるためか問いかけてきた。
「この肉は何に使うんだ」
「非常食。それくらいしたって罰当たらねえじゃん。きっと」
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