灰かぶりの娘

もしも魔法使いが現れて


ヒラヒラのドレスと


キラキラの宝石と


ピカピカの靴を与えられても


王子様は見向きもしない


あの日々は身体だけじゃなく心までも灰まみれにした


誰よりも小さい靴を履けなくなった私は


誰にも見つけてもらえないのだろう


私は今日も灰をかぶり


かまどの前で眠りにつく

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