第5話 いっすんぼうし

 むかしむかしあるところおじいさんとおばあさんがおりました。

 おじいさんとおばあさんには子供がおらず、いつも神様にお願いしておりました。

「かみさまかみさま、お願いです。

 小さな小さな子供でいいのです。

 私たちに子供を授けてくださいな」

 毎日毎日お願いしているとその想いは神様にに届きました。

 2人の間に親指程の小さな子供が授かったのです。

 2人はそれを見てこう言いました。

「これは違う」

 2人その子をお椀の舟に乗せて川に流してしまいましたとさ。


 おしまい。

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