第25話双子の恋
相変わらず、緑は先生、先生だった。
未来は、母親は優衣と思っている。
優斗と孝が消えた。
片瀬治郎吉は、優衣と緑の会社の社長だった。
しかし…。
緑は、振られた。
数ヵ月、仕事を休んで部屋に引きこもりになった。
優衣は、治郎吉に休ませてくれと頼んだのだ。
ベットの中で治郎吉はいつも冷静だった。
「うちの加藤を紹介するか…。」
と呟くように言った。
「加藤勉さん?」
「ああ、若い女に優しくてちょうど良いかもしれないと思ってね。」
「ふーん、加藤さんか…。で、わたしには?」
「井上純が良いだろう。今度、食事にでも行きなさい。」
「はーい。」
引きこもりになって…。
生気を失っている緑に男の話をした。
すぐに
「どんな人?」
と緑は顔色が良くなった。
役員してる加藤勉と話をした。
「知ってる!」
と夢心地な瞳をしてる。
四人で食事に行った。
緑、優衣、井上純、そして加藤勉。
緑も優衣も加藤勉が気になった。
ここで三角関係が築かれた。
優衣は、井上純と話すだけでストックした。
加藤勉は、優衣が気になったが緑に迫られて付き合う事になった。
予測通り、緑は加藤に猛アタックした。
井上純は、だだのスケベ親父だった。
優衣と加藤は秘密に連絡を取り合って男女になった。
「社長とはこういう関係?」
「そうですね。」
「そっか、当たり前か、社長の好みだもんな、クールそうで情熱的な女性。」
緑は、井上純には興味はなかった。
「エロいだけ。下ネタとか最低。」
片瀬は、ベットの上で優衣に聞いた。
「どうだ、あの二人は?」
「加藤さんは花丸だけど井上さんはエロいだけだね。」
「そうか…。井上はエロいだけか…。でも仕事は加藤より井上が出来るんだから不思議なんだよな。」
「そうなの?」
片瀬は最近、元気が無い…。
「わたしも、そろそろ歳でね。会長になるかもしれないんだよ。」
「それで、加藤さんか井上さんを社長に?」
「あぁ、わたしと結婚しないか?」
優衣は、ビックリした。
「あなたには家族がいるじゃない。」
「捨てる。考えといてくれ。」
「加藤と井上も大した事ないわね。」
家に帰ると緑は酒を飲んでいた。
「どうしたの?」
「井上と酔っぱらってセックスした。なかなか上手かったわよ。」
「なら良かったじゃない。」
「わたしは加藤さんが好きなの!」
優衣は、緑が崩壊していくのをただ傍観してるしかない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます