人類ネコ科 もしくは『化』?

桜雪

第1話 右手が触れる距離

部屋に入るときに『ナーッ』と鳴く。

それが何時であったとしても…朝でも夜でも『ナーッ』と鳴く。

ベッドにヒョイッと飛び乗って僕にピタッと寄り添い丸くなる。


お互いに寝返り距離が空くと…ピトッとまた、くっ付いてくる。


眠くて動くの面倒なときは、右手だけクイッと伸ばしてピトッと触れる。


キミの右手が届く距離…離れていいのは、その間だけ…。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る