理不尽すぎる能力は妹を救う。(仮)

siskon

プロローグ

何故だっ?俺の何がいけなかった?俺が何をした?




 俺は、ただ・・・・・・・




「おにぃちゃん起きてよ!朝だよ!起きてよ!ねぇってば!」

と妹の可愛い声が寝ている俺の脳内に響き渡る。



「おいおい、急かすなよ!取り合えず、おはようさち

何時も悪いな起こしてくれて。幸が起こさないと

1日が始まった感じがしないだよな!」



「おはよう、おにぃちゃん!

もぅ~自分で起きないと一花いちかちゃんに嫌われるよ。

その時は、私がおにぃちゃんを独り占めできるけどね!」



と幸がおかしな事を言っている。


いや、おかしくはないが、しらない少女の名前が出てきた。

確か一花と言っていたが俺を嫌う?どう言うことだ?


まぁ、聞いたらわかることなので聞く。



「なぁ、幸。今、一花って言ったよな?」



「うん、そうだよ。どうしたの?」



「どうしたの?は、おかしくないか?

ロジックはだな、俺は一花って言う奴はしらない。

一花って誰なんだ?俺と関係ある人間なのか?」



「え?おにぃちゃん、どうしたの?

一花ちゃんだよ!おにぃちゃんの幼稚園からの幼馴染みだよ。」



「お、俺に幼馴染み居たのかよ?記憶がないな。」



「もう、今日のおにぃちゃん変だよ。

何時も変だけど、今日のおにぃちゃんはすーごく変。

私をからかってるの?そういう冗談は良くないよ。

私、もうおにぃちゃんのこと嫌いなんだから。」



と幸は怒り、部屋から出て行った。


いや、いや、いや、冗談じゃなくてガチだったのだがな。


幸は、何故あんなにも怒るのだ?


も、もしかして、さっきの夢と関係があるとかか?

零とは言えないな。


確か、



「俺は、ただ・・・・・・・」



とか夢の中で言っていたが、ただの後思い出せない。

いや、思い出したくないのかも知れない?


取り合えず、この悩みは放置しとくか。

学校に遅れるからな。

そのうち、思い出すだろうな。



「さてっと、服着替えるか」


とベッドから立ち上がり、ロッカールームの前に立ち、開ける。

そして、制服をとりだし着替えてから、

そのまま、洗面所に行き顔を洗う。鏡を見る。




「って。俺は誰なんだよぉ?」

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