白昼夢
峰岸ゆう
第1話 都市伝説『空想病』
フリー百科事典
『空想病』
空想病(くうそうびょう、英: fancy sickness)(注1)とは、近代あるいは現代に広がったとみられる口承の、『都市伝説』(注2)に分類されるひとつである。
概要
病気の定義は、医学書によって様々であるが、『空想病』とは、肉体にかかる病気ではなく、精神的な病である。鬱などとは違って、ある種のウイルス感染による病気で、精神分裂、独り言、落ち込み、症状が悪化すれば家出といった症状が出ることがおきる。
ただし、噂ではこの病に感染した者は願いを叶えてもらえるという話も聞く。
※注釈1
都市伝説と称されているが、現在はネットの世界でのみ語られており、現実に存在しうるのか誰にもわからない。ここに書かれてあること自体が、<<空想>>の産物である可能性も否定できない。
※注釈2
『都市伝説』とは、古くからの伝説とは異なり、一般大衆に広まりやすいニュース性が特徴的である。ブルンヴァンによれば、都市伝説は「より多くの意味を含んでいきながら、魅力的な形で私達に提示される『ニュース』なのだ。この様々な断片からなるアピールを持たなければ、その他の娯楽ひしめく現代社会において、伝説は耳をかたむけてもらえなくなるだろう。伝説は、テレビの夜のニュースのように、いきいきとして 「事実に即したもの」(factual) として生き残ってきた。また、それは毎日のニュース放送のように人々の死や怪我、誘拐や悲劇、そしてスキャンダルにかかわる傾向を持っている。」としていて、都市伝説のこうした要素は、「『もしかしたら本当に起こったのかもしれない』、奇怪で、おっかない、危険を含んだ、やっかいなできごとについて知りたい、理解したいというわたしたちの欲求を満たすもの」なのである。
最終更新 2011年6月8日 06:04
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