夜桜の下
吹き荒ぶ悪口の吹雪
凍りついた心
お気に入りの
公園の桜の木の下
街灯に照らされた薄紅を
見上げながら歌う
いくつか歌い
不意に聞こえた
手を叩く音
驚いて、逃げた
誰もいないと思ってた
誰も聞いてないと思ってた
逃げたけど
あとからあとから
嬉しくて恥ずかしくて
布団に逃げこんだ
少しだけ
氷は溶けた
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