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ひどく恐ろしい夢を見て飛び起きた

日はまだ登っていないようで、暗く静かな部屋の中、自分の呼吸音がやけに大きく反響していた

吹き出た汗で全身がじっとりと湿っている

気持ちが悪いので軽く汗を流そうかと起き上がるが、下半身がうまく動かない

ぺらりと掛け布団をめくると膝から下がきれいさっぱり消えていた


ははーん、さてはまだ夢見ているんだな


ないものは仕方がない

汗を流すのは諦めて、横になり直し、目を閉じた

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