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料理長は包丁をことりと置いてため息をついた
「だめだどうしても刃が立たない……」
彼の目の前には今日の朝水揚げされたばかりの新鮮なお魚さんが横たわっている
そのお魚さんはあまりの新鮮さにより包丁の刃を全く通さないのであった
「料理長!これならどうですかね?」
突然後ろから新人が声をかけてきた
彼はまだこの厨房に入って3日目である
「これは……紙か……?」
新人が渡してきたものは真っ白なコピー用紙(A3)だった
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