第7話喫茶店


「菅原琢磨は、少年院行きになりました。」


「それで良かったですか?」


「もちろん、少年院で死んでもらいますよ。」


「黒沢さんは、お知り合いが多いんですね。」


黒沢は、サングラスを取って


「ただ年だけは重ねてきたんでね。」


と微笑しながら言った。


「次は妹の菅原花梨です。この子には最高の絶望を与えて欲しいんです。」


「何故ですか?」


「決まってます。わたしを絶望させたからです。」


黒沢は、サングラスをかけて喫茶店の窓の外を見つめていた。



菅原花梨中学一年生。


特に学校でも問題を起こした事はゼロ。


しかし、黒沢から告げられた話で隼人は危険だと感じた。


花梨は、学校が終わるとあるアパートに行く。


そこには花梨の叔父が住んでいた。



黒沢は、苦虫を噛むように呟いた。


「天使が堕落していく。」


花梨と叔父が買い物に行く。


アパート前で張っていた隼人は素早く隠れた。

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