第84話 両津港

佐渡島の一番大きな港である両津港。

少し淋しい感じがしたのは、こちらが悪い。

早朝の船で、しかも荒天の日である。

晴れた日の日中ならば印象も違っていただろう。


その日は台風が近づくという予報なので、昼の便で新潟に戻りたい。

車で動いて、目的地を訪れた。

風は強かったが、雨は、途中から降ってきた感じで、それほど困りはしなかった。


しかし、昼になっていよいよ、新潟に帰る船に乗ろうと港に到着したときは

暴風雨になっていた。

船は来るだろうか、来ても出航するだろうかと心配ではあったが、

なんとか出航してくれた。

結局、次の便からは運休していて、なんとか、ギリギリというところだった。


機会があれば、もう一度、天気の良い時にいってみたい。

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