第38話 バンガロール空港

インド南部のバンガロールには最初はタイから入国した。

ニューデリーと比べて簡素な国際線ターミナル。

入国審査も税関も気楽に感じた。

そして何度もニューデリーやインド北部に行っていたのとは全く違う光景があった。

看板の表記が、空港内の英語はともかく、外の大きな看板に書いてあるカンナダ語。

もちろんインドには20以上の指定言語があり、お札にもいろんな言語が書いてあることは知っていた。

しかし、この丸まった字体( ಬೆಂಗಳೂರು:ベンガルールと書いてあります)が所狭しと書いてある姿には、また別の国に来た感覚になった。

英語表記はむしろニューデリーより多い感じがした。

ただ、高原地帯にあるためか、夏はニューデリーよりも涼しく、冬は暖かい。非常に過ごしやすい場所だった。


国内線の方は、インドの他都市よりも近代的な感じがするものの、国際線の方は、とても肩身がせまい感じだ。


出国審査も手荷物検査も簡単なものである。他の国でも地方の小さな都市での国際線手続きは似たようなものだった。


そして、待合室も、決して広くはない。土産物店とコーヒーショップがあるだけで、

ビジネスクラスのラウンジ等も無い。

ビジネスクラスや、ハイクラスのマイレージ会員には、「コーヒー券」が配られていた。

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