第20話 京都駅

たしか、中学校の修学旅行で来たはずだ。

そんなことを思い出しながら京都駅に着いた。

外国人を案内することだから、またしばらくは来ないかも知れない。

そんな風に思っていたのだが、結局何回、京都駅に来ただろう。


わざわざ「外国人を案内する」と書いたのは訳がある。荷物が多いのと、他にもいろんなところに行く予定があること、電車移動が「なるべくJR」になることだ。


荷物が多くて、京都以外にも行く事を考えれば、荷物を持って市内移動するのは避けたい。よって宿泊は京都駅構内のグランヴィアになる。

何度も滞在していると、駅ビルの中の様子もかなりわかってくる。


食事も、京都駅ビルの階段を上ったり、また、伊勢丹の中のエレベーターやトイレの位置も把握できた。

荷物無しで出かける時は、グランヴィアから新幹線口に抜ける近道の通路を通ることもある。


当然、翌日の指定席券は前夜のうちにみどりの窓口へ。


そして、奈良日帰りの際にも、近鉄はほとんど使わずJRで向かう。

そうなると奈良でどうなるかは、奈良駅の項で。


そして、京都駅で珍しい体験をした。

少し急ぎめに歩いていると、横からこちらも急ぎ足の若い女性とぶつかった。

まるで、今時マンガにもでてこないような光景だ。

とにかく、倒れた女性を抱え起こし、「大丈夫ですか?」と尋ねる。

相手も、痛いと言うよりビックリしたという感じだ。

ま、お互いに急いでいることもあり、互いに謝って、その場を離れた。

まあ、二度と同じようなことは経験しないだろうな。


京都観光については、、、まあ、想像の範囲です。きっと。

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